女子力向上アプリ#55 もう「汚い字」とは言わせない! カンタン美文字レッスンアプリ

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デジタルの普及で文字を書く機会は減っています。一方で、美しい文字は人に好印象を与えるということでペン字が見直され、昨年頃からアツいのが「美文字ブーム」です。そこで今回は美文字レッスンに役立つ、指先でもスマホ用タッチペンでも使えるアプリをご紹介します。

自分の文字が採点される 繰り返し書いて上達を目指そう

書いた文字を点数でシビアに判定してくれるのは「美文字判定 for iPhone」(iPhone /無料)。全ひらがなと「愛」や「登」など基本となる漢字の中から練習したい文字を選びます。

たとえば「大」という漢字を選ぶと、14秒の制限時間が課せられ、真っ白い紙が現れます。書き終えると100点満点で採点された点数が表示されます。90点以上の高得点をとると美文字だと判定されるのが特徴です。

さらに、自分の文字のそばにお手本と、「長く」「短く」などその文字を書く上で注意したい事柄が赤字で表示され、参考にすることができます。左下の「+」をタップすると新たな紙が現れるので、もう一度練習してみましょう。

過去に書いた文字と点数はすべて記録されるので、自分の文字を客観的な視点で眺めながら、よい点や悪い点をチェックしてみては。1度でも練習した文字には「美」スタンプが押されるので、レッスンのやり甲斐を感じるアプリです。

楷書体・行書体の選択も可 見本をなぞって繰り返し練習しよう

 上手く書けるようになりたい文字を入力し、そのお手本をなぞりながらトレーニングできるのは「美文字」(iPhone /Android /無料)。まずは好きな文字を1文字入力すると見本が大きく表示されます。

グレーで書かれた見本を丁寧になぞっていくと、文字全体のバランスをつかむことができます。「見本を非表示」をタップすると見本が消え、自分で書いた文字だけが残るので、見本と異なる部分、足りていない部分を見直せておすすめです。

何度も繰り返しレッスンしたい場合は、「字を消す」をタップすると自分の文字が消え、再び見本だけが残ります。苦手な文字は1回だけではなく、子どもの頃学校で硬筆を習ったように2?3回繰り返して書くと身につきやすくなります。

右上の「あ」をタップすると楷書体・行書体の好きなほうを選ぶことができるのも嬉しいですね。シンプルで使いやすい美文字練習アプリです。

美文字レッスンだけじゃない 間違った書き順も正せちゃう

 すべての文字の書き順を示してくれて、それをなぞりながら練習できるのは「きれいな字」(iPhone /400円)。意外と間違って覚えている漢字の書き順を正しながら、同時に美しい文字を書く練習もできます。

まず「お手本の作成&登録」で自分が練習したい文字をお手本リストから選んで登録します。実際の練習画面ではお手本の位置や文字の太さ、濃さ、色などを自分に合ったスタイルに調整可。番号で示された書き順に沿って書き進めましょう。

本アプリで便利なのは、いつどの文字を練習したかが記録されるカレンダーです。文字を練習した日にマークが表示され、練習した日をタッチすると文字、文字数、時間などの練習内容を見直すことができます。

文字はキレイなほうが断然おトク! 普段手書きの文字を見せる機会があまりないからこそ、サラサラと書いた文字が美しければ「おっ!」と周囲の目も変わるはず。上記の美文字アプリを活用して「美文字女子」を目指してはいかが?

※どのアプリもスマホ画面を贅沢に使って文字を書くため、指先を使って練習するのに不都合はありませんでしたが、スマホ用タッチペンを使うほうが、実際の手書きに近く、より実践的な練習をすることができます。

池田園子(いけだ・そのこ)フリーランスの企画ライター。86年生まれ。楽天でポータルサイト運営、ITベンチャーでメディア運営を経て独立。主な執筆ジャンルは、恋愛、Web、ガジェット、新しいモノ、働き方、イケメンなど。現在は、J-cast、R25、ITmedia、Impress、ウレぴあ、goo、Googirlなど、10媒体以上に執筆中。著書に「フリーランスで食っていきたい!」がある。ブログ「Sonoko Blog」やTwitterでも発信中。