新しいアイデアは「成功への裏付け」と一緒にすると採用されやすい
「仕事で新たなアイデアを考えたのに、なかなか上司に認めてもらえない」というような経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。「これならいけるだろう」「これだけあればひとつくらいは」と思っていても不採用になってしまう場合は、そのアイデアのみせ方をかえることで採用されることも。そこで今回は、アイデアが採用されやすくなるちょっとしたコツをご紹介しましょう。
■「成功する」と思わせる「説得材料」を用意しよう
ビジネスシーンでは、アイデアが成功しなければ事業の失敗ということにつながりますから、「成功する」と思わせることができなければ、採用はされないと考えておきましょう。つまり自信のあるアイデアであっても、成功を裏付ける「説得材料」がなければ認めてもらえないのです。例えば「私は英会話力に自信があります」というよりも「私は○年間留学して語学を学んできたため、英会話力に自信があります」といったほうが相手も納得するはず。アイデアをかたちにするためには必ずこの「説得材料」を用意するようにしましょう。
■「説得材料」にふさわしいものは?
アイデアには相手がおもしろいと感じるような斬新さも大事ですが、ただの思い付きではビジネスシーンでは成立しません。アイデアをだすまでの途中の過程を説明しつつ、課題となるべきものをあげながら、最終的にこのアイデアに行き着いたということを説明していきましょう。過去に比較対象となるようなアイデアや実例があるとさらにわかりやすくなります。例えば、飲食店を新たにオープンするような場合、地域性からターゲットとなる客層を分析して「説得材料」とし、その人たちに喜ばれる食べ物や価格をアイデアとして出していくと、より確実となることでしょう。
■アイデアを出すときは相手の立場になって考える
商品企画などでは、情報収集を徹底しなければ良いアイデアが浮かばないこともあります。例えば「主婦ウケしそうな商品」に関するアイデアを若い男性社員が考えてみてもなかなか思いつかないはず。こういったときは情報収集を徹底し、主婦が集まるサイトをチェックしてみたり、雑誌を読んでみたりしてアイデアを練る必要があります。情報収集はそのまま「説得材料」として使えますから、ぜひ徹底的に行ってみましょう。
せっかく良いアイデアが思いついても「説得材料」がなければ、それも無駄になってしまいます。もしあなたが今度アイデアを提案するときは、ぜひこれらを参考にして確実な採用を目指してみてください。