マリーンズ 0 - 15 ライオンズ

晴れのCSでこんなブザマな試合になるとは・・・。見に行った方本当にお疲れ様です。私も疲労困憊ですよ。
帰りの電車がいつにも増して混んでいましたね。どさくさにまぎれて各駅本川越行きを混ぜるのはやめてほしいものです。


さて、今日の先発は松永と岡本洋。
ライオンズの岡本洋は社会人出身の2010年ドラフト6位。昨年は1試合しか登板しておらず、今年は中継ぎメインで32試合登板。4勝4敗で防御率3.82という成績です。まあマリーンズの上野や大谷よりはマシですが、無名のピッチャーと言えるでしょう。
ところが結果はご覧の有様。昨日ブログで「大勝した翌日に無名のピッチャーに抑えられることはよくあります」と書きましたが、本当にそうなってしまいました。

得点のチャンスは初回しかありませんでした。
岡本洋は制球が荒れており、先頭の根元が四球で出塁します。
しかし続く岡田が送りバントを失敗してファール。伊東監督は強攻策に切り替え、ヒッティングを命じます。
これが完全に裏目、岡田はセカンドゴロに倒れ、4−6−3のゲッツーになってしまいます。
今日はこの岡田のゲッツーが痛かった。これで昨日からのいい流れが切れてしまいました。
伊東監督は「岡田なら足が速いからゲッツーにはならないと思った」とのことですが、どうも岡田はゲッツーが結構あるような気がします。私の思い込みかもしれませんが、ランナーがいるとセカンドかショートにゴロを打つことが多いですね。
どうせゴロを打つなら高いバウンドの、たたきつけるような打球を放ってほしいです。せっかく足が速いのに、それを活かしきれていません。

2回以降は完全に岡本に抑えられました。ランナーを出してもゲッツーばかり。
サブローも通常営業に戻り、2回にゲッツーをかましていましたね。これも痛かったです。
ちなみに今日のゲッツーは4つ。わずか6安打で四球が1つしかありません。
出した7人のランナーのうち4人をゲッツーで失っているようでは勝てませんね。
15点取られようが1点取られようが同じことです。

で、先発の松永。
試合開始前のブルペンで制球が全く定まらず、嫌な予感はしていました。
案の定初回からストライクが全然入らず、置きに行ったボールが甘く入って痛打されるパターンの繰り返し。
1回裏に栗山と浅村のタイムリーで0−2。2回裏は片岡のツーランホームランで0−4。
ここで藤岡が投球練習を始めます。
3回裏は浅村、秋山に連打を食らってようやくピッチャー交代。
「ふてぶて君」と言われるほどの強心臓ルーキーもさすがにCSでは緊張したのでしょう。普段のピッチングがまったくできませんでした。

2番手は藤岡。これも制球が悪くお手上げ状態。
どっかんどっかん打たれまして、3回に1失点、4回に3失点。5回は5失点で途中交代。
強気のリードが裏目に出た里崎とともに交代となりました。
結局今日の藤岡は2回と3分の2、89球を投げて8失点。打者20人に対し被安打9、被本塁打1、与四球4。バッティングセンター状態です。とにかくボールに力がありませんね。かつてのドラフト1位ルーキーがどうしてこうなってしまったのでしょうか。

5回終了で0-13。まだ中盤なのにCSの最多被安打と最多失点の記録が更新されてしまいました。大記録の陰にロッテありです。
沈黙するロッテ打線と対照的に西武打線はここぞとばかりに打ちまくり、5回終了時点で片岡と栗山と浅村が猛打賞。ヘルマンは2安打2四球と全打席出塁でした。

結局8回にも熊代のタイムリーで2点を取られ、0−15で敗戦。岡本はプロ初完封を決めています。

まあ、これだけ負ければむしろ切り替えやすいでしょう。