注意!スムージーのワナ「糖分取り過ぎ」「カロリーオーバー」

写真拡大

楽にフルーツを“飲める”ことでヘルシードリンクとして、ここ数年人気を呼んでいるスムージー。しかし、栄養エキスパートはこのヘルシー神話に釘を刺しています。

「スムージーとフルーツジュースは新しい危険である」と語るのはノースカロライナ大学栄養学教授のバリー・ポプキン氏。

ポプキン氏と研究仲間のジョージ・ブレイ氏は、英ガーディアン紙のインタビューに対し、最近うなぎ上りのセールス上昇を見せるフルーツドリンクが、フルーツと野菜の1日に必要な最低摂取量をカバーしているとのうたい文句で販売されていることに懸念を抱いていると述べています。

「スムージーには4個から6個のオレンジ、またはビッグサイズのコーラに相当する糖分が含まれております」とポプキン氏。

また、問題は、これらのドリンクを1本飲んでも、フルーツを数切れ食べた時と同じ満腹感が得られないこと。すると、大量のフルクトース(果糖)を摂取することなり、しかもいつも通りにランチも夕食も食べることができるので結果、糖分過多、カロリーオーバーとなってしまうのです。

専門家は、忙しくて暇のないときにたまにフルーツの代用として飲むのであれば、全く問題はないとしています。

ただ、手軽にとれるからと言って、フルーツを取らずスムージーだけにしてしまうことには、栄養学的面から言っても問題があるといいます。スムージーに含まれるフルーツは、加工の過程で、重要なビタミン、食物繊維、ミネラルや植物栄養素が失われてしまうためです。

一見ヘルシーととれるスムージーですが、糖分過多、カロリーオーバー、少ない栄養メリットなどの隠されたワナがあるようです。飲み過ぎにはご注意を!

※当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。

参考:Scientists warn smoothies can be between-meal sugar bombs
http://www.upi.com/Health_News/2013/09/07/Scientists-warn-smoothies-can-be-between-meal-sugar-bombs/UPI-62191378567839/#ixzz2ei2HrvZS