中国大手検索サイト百度の掲示板に「2020年までに日本を滅ぼせば、わが国での五輪開催ということになるよな」というスレッドが立てられた。スレ主の奇特な主張に対し、中国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 中国大手検索サイト百度の掲示板に「2020年までに日本を滅ぼせば、わが国での五輪開催ということになるよな」というスレッドが立てられた。スレ主の奇特な主張に対し、中国人ネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

 2020年夏季五輪の開催都市を決める国際オリンピック委員会総会が日本時間8日、ブエノスアイレスで行われ、開催都市に東京が選出された。スレ主は「小日本は調子に乗るなよ」と警告、中国は“平和的台頭”を遂げており、中国に面倒をかけるようなことをすれば、米国すら日本を相手にしなくなると主張した。

 スレ主の主張に対し、ほかのネットユーザーからも「戦争で日本を倒してから、釣魚島(尖閣諸島の中国側通称)でオリンピックを開催すれば良い」との意見が出されたものの、「場所が小さすぎるだろう」との回答が寄せられた。同発言の意図は不明だが、中国人のなかには尖閣諸島の位置や島の大きさを知らない人は少なくない。

 スレ主は非常に強気な主張を繰り広げているものの、「スレ主よ、小日本は中国の口から出まかせの脅しを恐れたことは一度もないぞ」と、口だけでは意味がないとの意見も。

 また「オレ達は日本で開催する五輪にボイコットするようアジア諸国に連絡することもできるんだぜ」と脅迫めいたコメントもあったが、「わが国にそこまでの肝っ玉はない」との反論もあった。

 東京での五輪開催が決定したことを受けて、中国のネット上では反日的な意見も多く見られ、ボイコットを呼びかけている人も少なくない。しかし、そんなことをすればいっそう中国に対する非難の声があがるのは明白ではないだろうか。(編集担当:畠山栄)(イメージ写真提供:123RF)