12日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦セカンドレグでバルセロナと対戦するミラン。11日にスペインへ向かうために、ミラノ・マルペンサ空港に最初に到着したのは、アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役だった。

「やれるか? ゆっくりいこうじゃないか」。ガッリアーニ代表取締役はこう語った。ミランはホームでのファーストレグで2−0と勝利している。そして、素晴らしい夜はすぐそこだ。

「一つ確かなことがある。再び偉大な対戦が繰り返されるということだ。無限の対戦だね。バルセロナと戦うのは、いつだって素晴らしいことだ。雰囲気はとてもアツいものとなるだろう。2−0からのスタートと考えることはできない。でも、我々の準備はできている。今のミランは素晴らしいことをやってきた。勝ち点44は大きいよ。だが、相手は世界最強だ。常にゴールを決めるレオ・メッシという怪物がいる。火曜の試合では彼がお休みであることを願おう」

困難は相手チームだけではなく、欠場者にも関係している。FWジャンパオロ・パッツィーニのことだ。ガッリアーニ代表取締役は「なんと残念なことか。本当にすごく残念だよ。あのタックルが我々から彼を奪ったんだ」と2度繰り返した。さらに、「彼のために戦うか? そう、彼のためにも、ね。彼は重要なストライカーだ。だが、代役がうまくやってくれるだろう」と続けた。

DFフィリップ・メクセスもいないかもしれない。ガッリアーニ代表取締役は「今夜決まるだろう。(マッティア・)デ・シリオをセンターで? 私は、彼は右サイドで、そして中央でも、素晴らしい選手だと思う。ビリー・コスタクルタよりもプッシュする、というところかな」とコメントしている。

一方、リーグ戦について、ガッリアーニ代表取締役は「2位? 勝ち点2差だね。いずれにしても大きな差だよ。そして、4位とは3差だ。つまり、差は小さいということだよ。だが、今はバルセロナのことを考え、リーグのことは放っておこう」と語った。