離島防衛を目的とする「鉄拳(アイアン・フィスト)作戦」が22日、米西海岸で始まった。演習には280人の自衛隊員と米国海兵隊が参加する。日米両国の軍隊が米国で合同演習を実施するのは8回目だが、今回の規模は過去最大となり、参加する自衛隊員の数と兵器も最多となる。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

 今回の合同演習は、2月25日まで1カ月かけて行われる。主な演習項目はカリフォルニア州沖の孤島での離島防衛の実動訓練だ。米海兵隊は最新式のオスプレイ輸送機を出動させ、自衛隊員と戦車を孤島に輸送し、島に上陸した自衛隊員が無線誘導する米軍のミサイルと戦闘機を使って孤島上の敵を攻撃する。

 今回の演習を担当する自衛隊の国井松司1等陸佐は、「演習は第三国に向けたものではない」と表明した。(編集担当:米原裕子)