中国メディア・中国青年網は23日、19日に発表された湖北省武漢市の地下鉄マスコットのデザインが「ダサすぎる」とネット上で話題となり、正式に登場する前に「クビ」になったと伝えた。

 武漢地下鉄が19日に発表したマスコットは、同市の名勝、黄鶴楼にちなんだ鶴のキャラクター「鶴鶴」と、ヨウスコウカワイルカをモチーフにした「豚豚」の2種類。「鶴鶴」は地下鉄の開通によって同市がさらなる発展に向けて羽ばたく様子を、「豚豚」は武漢人の人柄の良さと安全運行をイメージしたという。

 しかし、これらのキャラクターデザインが発表されるや否や、ネット上では「これ以上ダサくしようがない」「田舎者まるだし」などといった批判が殺到した。そこで運営会社は22日、美術学院などの専門家を招いて座談会を開いた。

 座談会では、専門家からも「くちばしと顔のバランスが悪い」「服装がダサい」「イメージがいまいち」などといった意見が相次いだ。結局「地下鉄のマスコットとしては不適格」との烙印(らくいん)を押され、「修正を施せば、駅などで放映する案内ビデオに使える程度」との結論に至った。

 運営会社はネットユーザーと専門家の「ダメ出し」を受け、大至急「豚豚」たちのデザイン担当者に「改善命令」を出し、今月末の放映開始に間に合わせるとともに、地下鉄の正式マスコットについては一般公募も含めて再検討することを明らかにした。(編集担当:柳川俊之)