中国では確信されているようだ。FWディディエ・ドログバと上海申花が、数カ月前に結んだ契約を解消するという。34歳のドログバは11試合で16ゴールを挙げているが、サラリーの一部が未払いであることや、フロントとかわした約束がいくつか守られなかったことから、クラブとの関係が崩壊しているそうだ。中国のメディアは、契約解消を求めるに十分な理由と見ている。

少し前から彼を誘っており、1月に再び動くかもしれないユヴェントスにとっては理想的な状況だ。ただ、ドログバはサラリーを大幅に減額しなければいけない。中国では月に約100万ユーロ(約1億円)を稼いでいるからだ。ユヴェントスはチャンピオンズリーグで決勝トーナメントに進出した場合、年俸550万ユーロ(約5億5000万円)で2014年までの契約をオファーする考えだ。

一方、インテルではMFヴェスレイ・スナイデルの去就が再び分からなくなっている。練習に戻り、復帰が近づいている同選手は、1月に売却されるかもしれないとうわさされているのだ。年俸を600万ユーロ(約6億円)からボーナスを別とした400万ユーロ(約4億円)に減額した上での2016年までの契約延長というオファーは、スナイデルを納得させていない。

マンチェスター・ユナイテッドが彼に長く関心を寄せているのは周知のとおりだ。チェルシーやマンチェスター・シティも何度か打診している。一方で最近では、アンジ・マハチカラという可能性も浮上してきた。アンジの財力や、FWサミュエル・エトーの取引で構築された良好な関係からくるものだ。

また、ミランは危機から脱出するために補強を必要としている。そのためか、ドイツからはミランがシャルケのギリシャ代表DFキリアコス・パパドプロスの獲得に動いているとの報道が届いた。20歳の同選手は当初、来シーズンに向けての補強と見られていたが、問題が続いていることから、ミランの上層部はすぐにシャルケとコンタクトを取ることにしたという。

パパドプロスは特長からも年齢からも、ミランが求めている選手だ。その若さにもかかわらず、シャルケでは不動のレギュラーであり、ギリシャ代表守備陣の大黒柱の一人にもなっている。契約を延長したばかりだが、1000万ユーロ(約10億円)以上のオファーであれば、移籍するかもしれない。

なお、ミランはサイド強化に向けてナポリDFアンドレア・ドッセーナも気に入っている。