24日にインテルでの初練習に参加し、25日にお披露目会見に出席、26日はおそらく、試合途中からの出場で新天地でのデビューを飾るだろう。インテルFWアントニオ・カッサーノは、背番号99のユニフォームを持って写真撮影に臨み、インテルの補強担当者に感謝して、ミランとの関係についても明確に語った。カッサーノはDF長友佑都についても言及している。

「オレにとって重要なのは、クラブと監督がオレの獲得に同意していたということだ。(マッシモ・)モラッティ会長は何度も勧めてくれた。(ロベルト・)マンチーニ時代からオレを気に入ってくれていた。でも、当時のオレは暴れていたからね。だから、獲得しなくて正解だった。今はもっと落ち着いた。ストラマ(アンドレア・ストラマッチョーニ監督)のことは、ローマの下部組織を率いていたころから知っている」

ミラン入団会見で、カッサーノは「ミランの上には空しかない」と言っていた。このことを問われると、同選手は「じゃあ、空の上にインテルがあると言っておこう。それでいい?」と返答。また、インテルのマーケットについては、「マイコンには残ってほしい。彼とは本当にトップを狙える。イブラ(ズラタン・イブラヒモビッチ)やチアゴ・シウバのように重要だ。状況は違うけどね」と語った。さらに、こう続けている。

「オレがインテルに来たのは、子供のころから応援していたチームだからというだけじゃない。みんながオレのことを望んでくれたからだ。カタールからリッチなオファーがあったけど、オレはワールドカップに出たいんだよ。それに、(ヴェスレイ・)スナイデルから(ハビエル・)サネッティまで、新しいチームメートたちはみんな、すぐに家のように感じさせてくれた」

「それから、オレは長友のためにもここに来たんだ。あいつはオレのお気に入りなんだよ。(ディエゴ・)ミリート、(ロドリゴ・)パラシオ、スナイデルのトリオが先発するのが正しいだろう。オレは監督を苦しめるようにするよ」

「インテリスタたちには、ここで勝ちたいと言っておく。彼らを満足させ、ハッピーにさせるために、全力を尽くしたい。今は、オレのやり方だけど、トレーニングしてきたよ。コンディションは50〜60%でしかないと思うけどね」

「サンプドリア? 今、インテルにやって来て、もうチームを変えなきゃいけないのかい? サンプについては前から言ってきたし、今も、これからもこう言う。オレの人生を変えてくれた経験だった。ずっとオレの心に残る。でも、今はここインテルでの2年間を楽しみたい。うまくやれば、続けられるかもしれない」

「オレがやってきたすべてのことから、サンプからは(訪問に対して)ネガティブな返事が来るかと思っていた。大事なのは、(リッカルド・)ガッローネ会長との関係を取り戻したということだ。そのことに満足している」

「(チェーザレ・)プランデッリ監督とは、直接的で正直な関係だ。調子が良ければ、彼はいつもオレのポストがあると言ってくれた。そうじゃない決断を下しても、問題じゃないよ。ただ、いつもそうだったように、説明してくれることが重要なんだ」

「多くの人がオレのアンチみたいだから、前回の代表招集から外れたことについて、説明しておこう。オレとプランデッリ監督は話をして、彼はこれでいいと言った。多くの若手を試さなければいけない、とね。そしてこう言ったよ。『アントニオ、家にいるべきだ』」