3DCGロボットを手軽にモデリングできる技術が登場 (動画)

写真拡大

「ガンダムとキングジョーとバーサーカーを足して3で割ったようなロボット描いて」と言われたら途方に暮れるしかありませんが、スライダー操作でそんな 3DCG モデルを自動生成できる技術を、マックス・プランク情報科学研究所の Arjun Jain らが開発しました。モデリングの心得がない人でも簡単にキメラ的ロボットを作ることができます。

この技術は、CG モデルをパーツ単位に自動分割し、それらを組み立てることで新しいモデルを作り出すというもの。どこが頭でどこが腕か、といった属性情報を持たないデータでも、構造を推測しながら分割が可能。推測された構造に基き、二つのモデル間でパーツを交換することで新しいモデルを生成します。

普通のモーフィングと違うのは、各パーツのディテールは元のモデルのものが保存されること。例えばロボット同士であれば、頭はロボAで身体はロボB、腕と足はロボCといったブレンドができます。続きにブレンドの様子と詳しい技術解説動画があるのでそちらをご覧ください。最後の方では、ロボット以外のモデルにも適用できることを示すために、飛行機と船をブレンドするという無茶なデモが見られます。

初心者向けの CG アニメーションツールへの応用はもちろんのこと、コンストラクション式のロボットゲーム(例: ウルフファング)に激しく適性がありそうです。