マンチェスター・シティFWマリオ・バロテッリは、自分のことを話すのを好まない選手だ。そこでイギリスの人たちは、彼を説得するために、“スーペルマリオ”がサッカーや恋人のラッファエッラ・フィーコさん以外に情熱を注いでいることを利用した。音楽だ。「オアシス」の元リーダー、ノエル・キャラガー氏にインタビューを託したのである。

44歳のN・キャラガー氏は22歳になろうというバロテッリを気に入っている。それはお気に入りのマンCでプレーしているからというだけではない。バロテッリの“悪行”も好んでいるのだ。2人はパブに来た友達であるかのように話している。パブといっても、今回はロベルト・マンチーニ監督の許可を得てのことだ。

リヴァプールのストリップクラブから出てきたところをスクープされたバロテッリに対し、マンチーニ監督は「成長し、結婚すること」を勧めた。だが、バロテッリはN・キャラガー氏に、こう話している。

「マンチーニがオレは成長しなければいけないと言うなら、それは正しい。でも、オレが21歳で若いってことも忘れてはいけないよ。去年と比べたらだいぶ成長したと思うけどね。とにかく、シティに移籍した主な理由はマンチーニだった。彼がいなければ、オレがここに来ることはなかったよ。でも、今はここにいて、居心地よくやっており、ハッピーだよ」

バロテッリが理解できないのは、マンチェスターのいつものレストランに食事に行こうと、ショッピングセンターへ買い物しに行こうと、外出するたびに過剰なまでにメディアから注目されることだ。

「オレは自分がかなり内気な人間だと思っている。だから、人々がオレのことを話すのは好きじゃない。たぶん、人によっては、オレは傲慢なタイプに見えるんだろう。でも、オレはこうなんだ。ほかの人がどう思おうと、気にはしない。オレはただ、普通のヤツらと同じように、落ち着いて街を歩きたいだけだ。友達とパブに行ったり、ね。それは飲むためじゃなく、楽しむためだ」