「うまくいかないときは、家にもそれを持ち帰ってしまう。個人的な問題になるんだ。ピッチを去ればすべてがOKってわけにはいかないんだよ」

インテルのサポーターは選手たちにもっと多くを期待している。だが実際は、悔しい思いをするだけとなっているところだ。FWジャンパオロ・パッツィーニは『インテル・チャンネル』で、現在の苦しい状況についてこう話している。

「僕らはあまり調子が良くない。すごく苦しんでいる。力強くリスタートし、自信につながる良い結果を続けて残していかなければならない。もっともっとハードワークする必要がある」

「自信がない? いや、監督がこの間も言っていたけど、僕らは2連勝していた。それからまた負けてしまって…。でも去年だって、パレルモ戦で2点ビハインドとなったとき、仲間たちは『OK、じゃあ3点取ろう』と言っていたんだ。僕は驚いたよ。そこからすごい挽回をしたんだ。今だってできるはずさ」

「これから大事な4試合が待っている。調子を取り戻すのか、あるいは軌道修正できないシーズンということになるのかが分かるだろう。大事な試合だし、僕らは全力尽くす」

前節ウディネーゼ戦でPKを失敗したパッツィーニ。運に恵まれていないことを示すシーンだったが、本人は「うまくいくときもあれば、いかないときもある。でも、僕は常に全力を尽くしているよ」と語った。

インテルは次節、ホームにフィオレンティーナを迎える。パッツィーニにとっては古巣との対戦で、インテルのファンは彼のゴールを望んでいる。

「それが僕の仕事だ。僕だって決めたいと強く願っているよ。監督? 僕らはしっかりとついていっている。でも、ケガや問題があった。言い訳にしちゃいけないのは確かだけど、実際にそうなんだ。それが影響してしまった。監督は素晴らしい人で、チームに落ち着きを与えてくれる」

1月でパッツィーニがインテルに移籍して1年となる。サポーターからインテルのユニフォームを着ることについて聞かれると、同選手はこのように答えた。

「すごく満足している。欧州のトップクラブの一つだからね。世界王者のチームだ。満足しているし、責任を感じる。でも、それは素晴らしい責任感だ。とても重く、でも美しいユニフォームだよ。試合前に動揺したこと? いや、95%は落ち着いている」