ローマは難しい日々を過ごしている。フィオレンティーナに敵地で敗れ、苛立ちが表面化しており、FWフランチェスコ・トッティやFWマルコ・ボッリエッロの起用法についても騒動が起きている。フィオレンティーナ戦では次節ユヴェントス戦を前に大事な選手たち3人が退場。さまざまな問題が起きており、解決していない。そして、周囲は順位に落胆しており、ルイス・エンリケ監督は進退が騒がれている。

L・エンリケ監督は6日、チームと面と向かって話し合い、チームは指揮官への信頼を強調した。リーダーの一人であるものの、契約延長が実現していないMFダニエレ・デ・ロッシは、現状について次のように話している。

「ローマが3位以内に入ったら、それは奇跡というものだろう。僕らはトライしなければいけない。L・エンリケ監督? ほかの監督との類似点を見つけるのは難しいけど、誰か名前を挙げなければいけないとしたら、(ルチアーノ・)スパレッティ監督かな。彼が率いていたとき、僕らが本当に良いプレーをするようになったのは、クリスマスが終わってからだった。ときには時間が必要なんだ」

とにかく、ローマは次節でユヴェントスと対戦する。この現状で迎えるには最高の相手と言えないだろう。

「求めているアイデンティティーを手にするために、僕らは改善し、仕事を続けなければならない。今は目標を掲げるのは難しいよ。シーズン後に自分たちがどの位置にいるかは分からない。すべてが新しいんだからね」

「(クラウディオ・)マルキージオのことはすごくリスペクトしているよ。初めて対戦したのはエンポリ対ローマだったけど、すごく苦労しての勝利だった。試合後のドレッシングルームで、チームメートたちに彼や(セバスティアン・)ジョヴィンコについて、『彼らはカンピオーネになる』って言っていたんだよ。みんな否定しなかった」

「ユヴェントスはスクデットにふさわしいか? そう思うよ。トップに立つためのプロジェクトだ。それに、言葉だけじゃなく、ピッチではそこにとどまりたいという意欲も見せている。重要なプロジェクトだと思うし、新スタジアムが最も重要な名刺になっているんじゃないかな。スタジアムがお金をもたらし、お金がお金をもたらす。欧州サッカー界のトップへ戻る運命にあるチームだと思うよ」