デロリアンEV
 1985年に公開された映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でタイムマシンとして登場し、デロリアンとして知られる名車、DMC-12を電気自動車にした“DMCEV”の仮予約受付が開始された。デジタル家電商品企画のレッドスターとアメリカのDeLorean Motor Companyが正規ディストリビューター契約を締結したことで、映画ファンにはたまらない電気自動車が実現する。

 初回生産台数は、世界で30台限定。限定台数に達し次第、締め切られる。今回の仮予約受付は、日本市場のマーケティング活動を主な目的としており、予約金等は一切不要。まだアメリカでは受付を開始しておらず、日本での受付が世界最速となる。

 レッドスター・グループ代表の松川政裕氏は、「僕がふと、デロリアンの電気自動車版と市販を思いついたのは、2010年の6月だった。早速、米国のDMC本社と日本のDMC-Japanにアイデアを送った。返事はきたが、電気自動車という突拍子もないアイデアに戸惑っている様子だった。でも、粘り強い説得と世間の流れに皆やる気をだしてくれた。自分の思いつきのアイデアで、デロリアンEVが生まれ、世界中で販売されることに大変興奮しています」とコメントしている。

 『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』に登場するスニーカー“NIKE MAG”が販売されるなど、夢でしかないと思われていたものが実現化されてきている。同作に登場する、宙に浮くスケートボード“ホバーボード”が商品化される日も近いかもしれない。

 デロリアンEVは、12月3日(土)より、オフィシャルホームページで仮予約をすることが出来る。価格は未定。2013年までに納車される。

“デロリアンEV”仮予約オフィシャルページ