アジア各国で、韓国人が運営する売春業者が増加しているという調査結果が出た。ソウル大学女性研究所のチョン・ジェヨン研究員が19日、校内で行われた学術会で「韓国型性産業と性売買文化の国際的膨張」という論文を通じて発表した。複数の韓国メディアが相次いで報じた。

 発表によると、アジア各国で主に韓国人街や韓国人がよく訪れる旅行地などに、韓国人が運営する売春業者が多く集まっており、中国の青島やフィリピンのマニラ、インドネシアのジャカルタなどには100カ所以上が運営されている。ベトナムでは2007年の取り締まり強化によってしばらく停滞していた韓国人業者が、近頃再び増加しているという。

 チョン研究員によれば、海外での韓国人男性による買春行為は主に運営者が韓国人の売春業者を通じて行われており、「現地人が運営する業者に不安感を持っているため」だという。韓国人男性の「海外買春」を減らすためには、法的措置が必要だと指摘した。

 一方、「韓国男女、海外で性売買競争しているのか」と皮肉交わりに報じる韓国メディアもあった。オーストラリアの韓国人売春婦が1000人以上だという報道に続き、海外で買春を行う韓国人男性も多いことが明らかになったとして「海外での性売買問題は、韓国の女性だけの問題ではない」と伝えた。(編集担当:永井武)