韓国で11月11日は「ペペロデー」 バレンタインデーより売上好調

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1が4つ並ぶ11月11日は、韓国では「ペペロデー」とされている。「ペペロ」とは、日本のポッキーのように細長いスティック上のクッキーにチョコレートがかかっている韓国製のお菓子。毎年ペペロデーが近づくと、コンビニやデパートなどに贈り物用のペペロが並び、友達同士、恋人同士でプレゼントし合って楽しむ。

特に、今年は2011年で1が6つ並ぶことから「ミレニアムペペロ」として話題を集め、さらに10日には大学の入学試験が行われたことからお菓子類の売上がアップした。インターネットショッピングモール「オークション」によると、ペペロデー前の1週間のお菓子の売上高は、前年より51%も増加したという。

日本でチョコレートが一番売れる時期といえばバレンタインデーだが、韓国ではペペロデーがこれを上回る。今年も、バレンタインデーより39%、ホワイトデーより82%も多く売り上げた。

同ショッピングモールで、一番人気を集めた商品は、ペペロやチョコレート菓子などを詰め合わせた10000ウォン(約680円)相当のペペロセット。ペペロが手作りできる「DIYペペロセット」も若者を中心に人気を集めた。

日本の「ポッキー」と質や味を比べると、やや安価な感じを受けるペペロだが、ちょっと変わったお菓子にチャレンジしてみたい時にはちょうど良いかもしれない。東京なら新大久保界隈に行けば、すぐ購入することができる。ちなみに、韓国の「ペペロデー」は1993年ごろから始まったのに対し、「ポッキー&プリッツの日」は99年に江崎グリコが定めた。ポッキーよりも10年以上後で生まれたペペロだが、イベントに関しては日本より先輩だ。

参照:ミレニアムペペロデー、バレンタインより好調 - hankyung.com

(文:林由美)

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