考え方や感じ方は人それぞれ・・・
ということを承知で書きますが、個人的に気になるのは「一所懸命に自分が喋ろう」とするアナウンサー。

「中継を盛り上げたい」という考えからの行動だと思いますが、
もっと違う部分にも力を入れて欲しいところ。
というのも、もっと期待した部分というのは・・・

1.解説者の考え、言葉を引き出す
2.中継で見えない(映らない)部分の補足


特に「1」。
アナウンサー自身の考えは正直どうでも良いので、
もっとプロ野球経験者である解説者の「経験・考え方・感じ方」を引き出して欲しいところです。
プロ野球経験者は、僕たち素人から見る野球とは全く「考え方・感じ方」が違うはずなので、
もっとそういう部分を引き出して欲しいと思います。

例を1つ挙げるのであれば、ピックオフプレー・サインプレーの話なんてもっと聞いてみたい。
※ピックオフプレーとは→塁上の走者がいる時、投手や捕手・野手が示し合わせて、アウトをねらうプレー

試合を球場で観戦していれば「ピックオフプレー」の動きも見えるのですが、
テレビ中継では見てても、正直よくわからない。
今の中継の仕方では見えない「野球の面白い部分」というのはまだまだ沢山あるはずです。

ましてやピックオフなんて中学でも少しレベルが高い学校であれば仕掛けてきますし、
高校野球では当たり前のプレーになってくるでしょう。
逆に、プロ野球でピックオフを仕掛けてくることは少ないと思いますが、
解説してくれるとこちら側も非常に勉強になります

アナウンサーがこういったプレーに気づいて解説者に話をふる・・・
というのも大きな役割だと思う訳です。

ただし、解説者にも「レベルの高い人」と「レベルの低い人」がいますけど・・(苦笑)

今回はピックオフを1つの例にあげましたが、他にも例は沢山あると思います。
そう考えると、まだまだプロ野球中継そのものに「向上心」が足らないような気がします
「理想」を高く持ち、少しでもそこに近づけるような姿勢を感じたいものですね。
※最近は野球中継だけではなく「テレビそのもの」にそういった姿勢が感じられないような気もしますが

そういえば・・一時期ですが、審判にカメラをつける試みをやっていましたね。
失敗に終わっても良いので、そういうのを試みる姿勢は良いと思うんですけどねぇ。
色んなしがらみはあると思いますが、
常識にとらわれずに頑張って欲しいものです。

野球には「打つ・守る・走る」意外にも・・・
「考える」という奥深い、しかも1番の醍醐味でもある部分があります。
その面白さをもっと引き出す中継を期待したいですね。