29日のローマ戦終了後、ミラノに戻ってきたときに体調を悪くして入院したミランFWアントニオ・カッサーノ。『ANSA通信』は31日、同選手が虚血性脳卒中と診断されていると報じた。ミランは否定しているが、同選手の元には多くの友人たちからメッセージが送られている。

負傷により戦列を離脱したばかりのビジャレアルFWジュゼッペ・ロッシは、『ツイッター』を通じてカッサーノにエールを送った。同じように、バスケットボールのダニーロ・ガッリナーリも、「アントニオについて早く良い知らせが届いてほしい。心配している」とつぶやいた。

ミランのチームメートであるMFケヴィン=プリンス・ボアテングは、SNSを通じてカッサーノニ対し、「僕は彼のために祈るし、彼を支える。彼が早く再びサッカーをやれるようになることを願っているんだ」と語った。そして、ローマ時代のチームメートであるFWフランチェスコ・トッティは、自らのブログでカッサーノにメッセージを届けた。

「アントニオ、ミラノでのリーグ後半戦でお前のことを待っているぜ。さっさと病院から出てこいよ。オレは分かっているぞ。医者たちも、患者たちも、もうお前やお前の冗談に耐えられなくなっているってな。最も大切なのは、お前が元気でいることだ。頑張れよ、アントニオ!」

なお、31日には入院中のカッサーノを見舞おうと、1人のファンが病院への侵入を試みている。このファンは、カロリーナ夫人とともにエレベーターに乗り込んだそうだ。だが、カッサーノが入院しているエリアの入り口でガードマンに止められたという。

このファンは、「アントニオを励ましたかったんだ。カロリーナにいくつか質問をしてみたけど、彼女は答えなかった」と話している。