29日放送、日本テレビ「Going! Sports&News」では、パ・リーグで優勝を飾った福岡ソフトバンクホークスの主力メンバー=多村仁志、内川聖一、松田宣浩、本多雄一、福田秀平が行う食事会の模様を放送した。

ホークスは、先月1日に行われた埼玉西武ライオンズ戦でリーグ優勝を決めたが、ゲームセットの直後、メンバーがマウンドへと集まろうとした瞬間、松田が思いきりずっコケるというシーンがあった。

「誰かコケてた」という多村に、内川も「あのコケ方はひどかった」と同調、当の松田は「最初、ボールを捕った所で胴上げすると思った」と話し、「ライトに向かっていったら、みんなホームにいく。多村さんがベンチからこられたので、わぁーってやろうと思って、多村さんの背番号6が見えたんですよ。多村さんに抱きつこうと思ったら、多村さんは前の人に抱きついたんです。マウンドでコケた」と苦笑いをしながら説明した。

また、“プロから見ても凄い選手”というテーマでは、ダルビッシュ有について、内川が言及。「調子がいい、悪いっていうダルの基準が僕らにとっては分からない。正直、試合後のコメントを見てても“今日はこうだった”って言ってることが、何がそんなに違うのか」と語り、多村も「そのレベルが高い」と舌を巻いた。

さらに、本多は「真っ直ぐの軌道で、クイっと曲がってくる。バット出した時には遅いんですよ。ちょっと曲がったり、大きく曲がったり。やめてよって思いました」と話すと、対戦成績が.364の福田も、周囲に「ダルビッシュ・キラー」とおだてられながら、「ダルビッシュさんとの対戦は本当に楽しかったですね。みんなが凄い凄い言っているボールは、どれだけ凄いんだろうっていう感覚で打席に入った。その中で打てたのが自信になりました」と語った。

続いて話題に挙がったのは田中将大だ。「コントロールよくなったでしょ」という多村は、「右の場合は、アウトコースにビッチビチにくるんですよ。真っ直ぐがズトンって。ごめんなさい、みたいな」と語り、本多は「スライダーが2種類あるのが武器。あれが頭にあると、僕はきつかったです。内側に消えるんです」と苦戦した今シーズンの田中の印象を明かした。

また、セ・リーグでは、ヤクルトの館山昌平に触れた面々は、「館山は凄いと思いますね」(多村)、「球がズドンとくるイメージ」(内川)、「スライダーがいい感じでブレーキがかかっていた」(福田)と絶賛したが、本多が「館山さん、これ見て(日本シリーズの)ホークス戦投げる?」と言うと、多村は「マズイんじゃないの」と焦り、松田は「秀平のせいだぞ」と責任転嫁。最後は一同「謝れよ」と松田をいじって、和気あいあいとした食事を楽しんだ。