日本国民の皆さんごめんなさい…「日本の大地震をお祝い」制作者が謝罪

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聯合ニュースによると、日韓で物議をかもしている「大地震をお祝い」横断幕問題で、横断幕を制作した全北サポーターが謝罪した。

問題の横断幕は、27日に韓国全州で行われたアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝、セレッソ大阪―全北現代の試合で登場した。

全北現代は30日、前日午後に横断幕を制作した30歳の会社員A氏が全北現代チームを訪れたとし、A氏が「非常識な行動のせいでとても大きな罪を犯した。今回のことにより傷ついた日本国民と国内のサッカーファンのみなさまへ、心からお詫びします」と話し謝罪したと明かした。

「大地震をお祝い」などという心ない横断幕を制作した理由について、A氏は、14日に行われたセレッソ大阪と全北現代の試合でセレッソに4-3で逆転負けし、悔しかったからだと説明。特に深く意味を考えず、「大地震をお祝います」と書いてしまったという。

全北現代は、A氏に対する罰として、全州ワールドカップ競技場で開催される全北現代の試合に10年間入場を禁止するという厳しい措置を決めた。

全北の関係者は、「今後このような事が再び発生しないよう、グランウドに入場するファンの検査を強化する」と明かした。また、全北チームのイ・チョルグン団長は、「個人の間違った考えにより、多くの人に失望感を与えた。今回の問題を機に、すべてのサッカーファンが成熟した応援文化を作れるようになってほしい」と話したという。

制作者本人の謝罪により一応区切りはついたようだが、今回の問題はそう簡単に許されるものではない。試合以外の部分で不毛なトラブルが発生しないよう、再発防止を徹底してもらいたいものだ。

参照:「日本大地震揶揄」横断幕制作者、謝罪の意を示す - 聯合ニュース
参照:全北現代モタース

(文:林由美)

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