トナー米国務省副報道官は2日、定例記者会見の席上で、日韓で摩擦が深まる竹島(韓国名・独島)の領有権問題に関する質問を受け、「この問題はこれまで両国が自制を持って扱ってきた問題であり、われわれは引き続き自制が行われることを望む」「平和的かつ外交的に協力し、相互に受け入れ可能な解決策を見いだすことを期待する」と述べた。複数の韓国メディアがこの発言を報じた。

 韓国メディアは、日本の自民党議員の訪韓で、再び表面化した日韓の竹島問題について米国政府が自制を求めたと伝えた。また、本当に自制しなければならない国がどちらか、米国政府は知っていることを信じているとして、日本に対して自制を求めた発言との見方を示している。 

 同報道官は竹島を「リアンクール岩」と呼び、この主権に対し米国はどちらか一方を支持する立場を持っていないと説明。米連邦政府機関の地名委員会は、1977年から「リアンクール岩」という地名とし、国務省などの主要行政部署のホームページの地図も同様に表記していると伝えられている。(編集担当:李信恵・山口幸治)