「僕のキャリア? ほぼ終わりに来ているね」――ミランと今季末までの契約を結んでいるDFアレッサンドロ・ネスタが、35歳の誕生日(19日)を前に、現役からの引退も視野に入れていることを認めた。同選手はイタリア『sportmediaset.it』に対し、次のように話している。

「僕はピッチで足を引きずってまでやりたくはない。自分に正直になり、フィジカルコンディションを見極めなければいけないんだ。シーズンが終わってから、どうするかを決める。僕はサッカーからたくさんのものをもらった。ほかの人が夢に見るようなものを勝ち取ってね。だから、僕は落ち着いて契約の最後数カ月を過ごすことができる。キャリア全体を総括すれば、とてもポジティブなものなんだ。これからどうなるか、見ていこう」

一方で、ネスタはリーグ戦における2位インテルとのタイトルレースについて、次のように語った。

「彼らがチャンピオンズリーグの準々決勝に進んだからといって、何も変わることはない。それによって士気は高まるだろうけど、欧州での歩みによって何かしらが奪われるはずだ。(ズラタン・)イブラヒモビッチの3試合出場停止は、彼がやったことからすれば重すぎるものだと思うけど、ほかの選手たちにも同じ処分があったのだから、適応しなければいけない。1年前と比べると、ミランはとても変わった。どのチームとも勝負できるほど強いチームを再びつくっているところなんだ」