12日にFAカップ準々決勝の２試合が行われ、ボルトンとマンチェスター・ユナイテッドがそれぞれバーミンガムとアーセナルを破って、ベスト４に名乗りを挙げた。これでリーグカップ・ファイナリストは共に８強での敗退となった。

マンチェスター・ユナイテッドはホームにアーセナルを迎えると、28分にファビオがルーニー、エルナンデスとの鮮やかな連係から先制点を決めると、49分にはルーニーが追加点を入れて、２−０で勝利した。
リーグ戦ではチェルシー、リヴァプールと連敗中だっただけに、1999年以来のプレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、そしてFAカップの三冠を狙うファーガソン監督にとって、いやなムードを振り払う絶好の勝利となった。

一方、アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は試合後、「無意識のうちに（CLでバルセロナに敗れた）火曜日の失望感が後を引いていたと思う。我々の中の何か、努力や姿勢ではなく、自信というものが失われていた」と完敗を認めた。

また、この試合で肩を脱臼したDFヨハン・ジュルーは今季残り試合は絶望と話した。

もう１試合ではボルトンがアウェイでリーグカップ勝者のバーミンガムと対戦、２−２で迎えた接戦は90分の韓国代表イ・チョンヨンのゴールが決勝点となり、ボルトンが３−２で勝利した。