チャンピオンズリーグ（CL）の前にリーグ戦だ。CL決勝トーナメント１回戦セカンドレグのバイエルン・ミュンヘン戦に集中する前に、インテルのレオナルド監督は11日のセリエＡ第29節で対戦するブレッシァのことだけを考えている。同監督は前日会見で、次のように語った。

「チームはたくさんの方法でプレーすることができる。それで相手に基準点を与えないんだ。５バックのように見える３バックで戦い、それから４バックへ移行することも可能だよ。チームにはたくさんのリソースがあって、例えばウディネーゼやローマ、ナポリといったチームとのアウェーマッチで結果を残しているのは偶然じゃない。ただ、ホームでも堅実さを見せているがね」

つまり、気を緩めて相手を見下してはいけないということだ。だが、レオナルド監督はFWディエゴ・ミリートとDFワルテル・サムエルだけではなく、DFクリスティアン・キヴとMFエステバン・カンビアッソ、MFチアゴ・モッタも欠いて戦わなければいけない。それでも、レオナルド監督はそれを嘆いたりするタイプではないようだ。

「欠場者がいるのは普通のことだ。それぞれの選手についてマネジメントできるかどうかの問題だよ。すべての試合が重要だ。勝つことは目覚めにつながるし、楽観的に前進させてくれるからね。ブレッシァ戦には非常に高いモチベーションで臨む。これがすでに一つの答えを出してくれているよ」

だが、ローマとミランの敗退を受け、CLのことを無視するわけにはいかない。レオナルド監督は次のようにも続けている。

「CLで勝ち進めると感じているよ。リーグ戦でもそれは同じだ。責任感が大きすぎるなどとは思わない。すべての争いで勝ち残れているというのは、大きなモチベーションとなるからだ。すべてのチームが３つ全部のコンペティションで優勝したいという目標を持ってスタートするんだよ。その上で、我々はベストを尽くしつつ、試合ごとに考えていかなければいけない」