現地時間16日に移籍デビュー戦を先発出場で飾ったイタリア・セリアA、インテルミラノのDF長友佑都。得点シーンには絡まなかったもののチームは勝利を収め、上々のスタートを切った。中国メディアも長友のデビュー戦について伝えており、新浪網スポーツチャンネルは「インテルミラノがよい買い物をしたことを証明した」と評価する記事を掲載した。

 フィオレンティーナ戦に先発出場した長友の動きについて、特に前半は相手を恐れることなく積極的に動き、スピードを利用して相手をほんろうさせたと論じ、前半6分に相手のオウンゴールを誘ったシーンも「彼の功労があった」とした。そして得点が入った際、最終的にオウンゴールを誘ったチームメートのエトーと長い時間抱き合い、ほかのチームメートからもエトーと同じくらいの祝福を受けていたことから「この時点ですでにチームメートから認められた」といち早くチームに溶け込んだことを伝えた。

 その後も具体的な例を挙げて、攻守にわたって自身のパフォーマンスを披露したとし、イタリアメディアの採点では高得点は得られなかったものの、その講評は「一致して彼を認めたことが伺えるものだった」と伝えた。また、ロッカールームでもその親しみやすい性格からムードを盛り上げる「喜劇役者」になっているとした。

 最後には長友の加入が戦力として「いい買い物だったことは間違いない」としたうえで、さらに彼の活躍によって対戦相手であったフィオレンティーナのように日本人サポーター増加という「大きな市場開拓」の道も開けたとして、「ビジネス面」でも恩恵がもたらされるだろうと論じた。(編集担当:柳川俊之)



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