韓国・密陽市のある村で女子中学生に性的暴行をはたらいた疑いがかけられ、調査を受けていた50代と70代の男性が周囲に知らされることを恐れて相次いで自殺した。主要メディアを含む複数の韓国メディアが続々と報じた。

 慶尚南道地方警察庁は26日、女子中学生に性的暴行をした疑いで調査を受けていた同じ村の50代と70代の男性が服毒自殺で死亡したことを明らかにした。警察は、「恥ずかしい行為が周囲に知らされるのを恐れて命を絶った」とみている。50代の男性は村に事件のうわさが広がったことを受け、調査開始前の9日に服毒。病院に運ばれ治療を受けていたが21日に死亡が確認された。

 本格的な調査が始まり、70代の男性に逮捕状が出たが、高齢であることが勘案され15日に釈放された。男性は19日に殺虫剤を服用し、20日に死亡した。男性の妻も同じ日に服毒自殺を図って重体だという。

 中学2年に通う14歳の被害者は昨年11月から12月の間に、3人から性暴行を受けた。学校から帰宅し、両親がいない間に犯行があったという。警察は、同じ村に住む、被害者の50代の親戚も同様の疑いで身柄を確保、調査を進めている。

 事件が発生した村は10世帯余りの小さな村。未成年者への性暴行の容疑者が相次いで自殺し、小さな村は大騒ぎだ。(編集担当:金志秀)



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