英紙デイリー・メールは16日、米国航空宇宙局(NASA)が未来の航空機のデザインを3種類発表したと伝えた。そのデザインはまるでSF映画に出てくる航空機のようだ。

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 英紙デイリー・メールは16日、米国航空宇宙局(NASA)が未来の航空機のデザインを3種類発表したと伝えた。そのデザインはまるでSF映画に出てくる航空機のようだ。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

 NASAは2010年、ロッキード、ノースロップ、ボーイングといった大手航空会社と航空機設計契約を結び、航空機製造メーカーと共同の未来の民間航空機作りを計画している。NASAは、飛行機の条件としてエコロジーと省エネルギーを特徴とし、現在の旅客機よりも燃費がよく、より大きく、より速く、より静かであることを要求している。

 おもしろいことに大手航空会社3社のうち、設計理念がもっとも前衛的といわれるロッキードが今回はもっとも保守的で、ボーイング787ドリームライナーの改良型のようなデザインだった一方、ボーイングは本来ノースロップがもっとも得意とする全翼機を採用、ノースロップは独特な混合型翼デザインを選んだ。このデザインは冷戦時代にロッキードがかつて米軍の軍用輸送機として設計したことがある。

 3社の設計はそれぞれ違うが、それぞれの経験を相互に参考にしている。しかし、このまったく異なる3つのデザインのうち、どれをNASAが選ぶかはわからない。3社は最終的にNASAに選らばれるよう、この1年、設計プランを何度も論証・改良することになる。(編集担当:米原裕子)



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