今週のヨーロッパカップ戦では、イタリアのクラブが結果を残せていない。チャンピオンズリーグでは、ミランがレアル・マドリーに敗れ、ローマはバーゼルにまさかの敗北。インテルがトッテナムに勝利したことはよかったものの、ヨーロッパリーグ(EL)でもイタリア勢の悪い流れは変わらなかった。21日のELグループリーグ第3節では、パレルモがCSKAモスクワにホームで敗れている。

CSKAモスクワは敵地での一戦に3−0で勝利した。パレルモは攻撃面で輝きを放つ場面をつくっていたが、守備がまずかった。このレベルの戦いでは、決定的なものである。まだ、グループリーグ突破の可能性が消滅したわけではない。2位のスパルタ・プラハが稼いだ勝ち点は4で、3位パレルモとの差はわずかに1だ。無傷の3連勝で勝ち点を9に伸ばしたCSKAモスクワは、グループ首位を快走している。

重い敗北の後で、パレルモDFマッティア・カッサーニは次のように話した。

「相手がビッグクラブであることは理解していた。相手の方が、僕たちよりも経験が豊富だったね。前半の最初の30分は、僕たちが良いプレーをしていたよ。でも、その後に距離感を欠いてしまった。0−3という結果は大きいけど、早くリーグ戦に向けて気持ちを切り替えないとね」

また、チームメートのMFアントニオ・ノチェリーノは、以下のようにコメントしている。

「ビッグクラブ相手の試合であることは分かっていた。でも、僕たちだって、今夜の試合で良いプレーをしたはずだよ。ただ、チャンスで決めることができなかったんだ。相手の最初の2ゴールは、僕たちの不注意を見事に生かしてきたね」