香港紙・文匯報と中国企業報社および中国国務院が共同で行っている「第5回アジアのブランド500強ランキング」が9日、香港で発表され、韓国のサムスンが1位、日本のトヨタ自動車が2位となった。新華社が伝えた。

 トップ10にはトヨタ自動車 <7203> を含め、日本から6社がランクインしたほか、韓国から2社、中国本土からは中国移動(0941)が、香港からHSBC銀行(0005)がトップ10入りした。

 新華社は、「金融危機後における企業のパフォーマンスはそれぞれ大きく異なり、ランキングの順位も大きく変動した。しかし、サムスンとトヨタは経常利益を大きく伸ばしたことで、前回と同じ順位を死守することができた」と評価した。

 アジアブランド500強のトップ10は順にサムスン電子(韓国)、トヨタ自動車(日本)、HSBC銀行(香港)、LG電子(韓国)、中国移動(中国)、清水建設 <1803> (日本)、ソニー <6758> (日本)、東芝 <6502> (日本)、パナソニック <6752> (日本)、資生堂 <4911> (日本)となり、日本から6社、韓国から2社がランクインした。

 また、トップ100にランクインした日本企業は57社となり、前回から1社増加した。一方、韓国からは前回と同じ7社、中国本土からは前回から3社減の23社がランクインした。ランキングでは、「円高と日本経済の低迷にもかかわらず、日本企業は国外において、すばらしいパフォーマンスを見せた」と評価した。(編集担当:及川源十郎)



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