23日、フィリピンの首都マニラで香港からのツアー客が乗った観光バスがフィリピン人の元警察官に乗っ取られ、12時間に及ぶ立てこもり事件が起きた。警察による犯人射殺で収束したが、人質8人が死亡、7人が負傷(内1人は翌日死亡)する惨事となった。しかし、その事件現場が観光地化しているという。

窓ガラスが割れ、べっとりと血の跡が残るバスの前で、笑顔で記念撮影をする警察官。この衝撃的な光景に憤慨した香港人たちが、その写真をネットに流し、責任追及の声を上げている。

事件現場を視察したフィリピンのアキノ大統領は、記者会見に笑顔で応対し、香港人から「冷血」だと怒りを買った。その後、アキノ大統領は香港の行政長官に電話で謝罪、北京にも釈明のための人員を派遣し、中国との緊迫した関係の修復を図っている。また、各国のメディアには「世界で最も遅い突撃」と、人質救出のための警察の対応に問題があったことを指摘されている。

しかし、事件が起きたバスは現在、フィリピン人の観光地になっているという。学生や民衆が事件現場をバックに記念撮影をするだけでなく、警察官までもがバスの前でカメラに向かって微笑みを浮かべているのだ。

これらの写真を見たネットユーザーたちからは、“フィリピンの恥としてバスを撤去しなければいい”“どうりで『世界で最も幸せな国』に選ばれるわけだ”“フィリピンには一生行かない”などのコメントが寄せられている。
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)

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