既にiPhone 4には2バージョンあるって、皆さん知ってました?
すでにiPhone 4には2バージョンあるって、皆さん知ってました?

今回はちょっとしたiPhone 4の小ネタを紹介します。

すでにiPhone 4をお持ちのみなさまは、本体を裏返してみてください。そこにはお馴染みの「リンゴマーク」とiPhoneのロゴ、そしてその下には何やら細かなライセンス表示などが並んでいますね。


実はその記述内容で、お手持ちのiPhone 4が初期ロットかどうかが分かってしまうのですよ!
ケータイやiPhoneなどの携帯通信端末には、全て「技術適合マーク(略して技適マークとも呼びます)」が入っています。これは日本の電波法令によって定められた技術基準に適合している無線機であることを証明するためのマークなのです。

これが“技適マーク”。どこかで見たことありますよね。
これが“技適マーク”。どこかで見たことありますよね。


この技適マーク、今までは製品本体に直接印字もしくは添付しなければいけない規定になっていたのですが、今年の春に法律が改正され、ソフトウェア的に表示するだけでもOKということになったのです。

その微妙な法令改正のタイミングのために、iPhone 4でも本体裏の表記が2種類存在することになりまして。

それが、こちらの画像です。↓

こちらが初期ロットバージョン。技適マークが入っています。
こちらが初期ロットバージョン。技適マークが入っています。


こちらが二次ロット以降のバージョン。技適マークがありません。
こちらが二次ロット以降のバージョン。技適マークがありません。


2種類バージョンがあると言っても、ハードウェア的な違いがある訳ではありません。単に表記のみの違いで、ソフトウェア(OS)も同じです。

そのため、初期ロットのものでも技適マークはソフトウェア上でも確認することができます。iPhone 4の「設定」から、「一般」⇒「情報」⇒「認証」と選択していくと、画面上に技適マークが現れます。

オレンジ色の楕円で囲んだ部分が日本の技適証明。
オレンジ色の楕円で囲んだ部分が日本の技適証明。


技適マークをソフトウェア上で表示するだけでOKとなったことによるメリットとは何でしょうか。それは、海外からの輸入端末などを素早く国内で流通させることができるという点です。

これまでは本体に印字する必要があったため、日本で発売するには筐体の部品から作り直さなければいけませんでしたが、今後は画面上で確認できるようにするだけで良いので、ソフトウェアの変更のみで済みます。

これによって、今後、さらに海外の端末が日本で流通しやすくなると良いですね。皆さんも、iPhone 4の生産ロットの違いで時代の流れを感じてみて下さい。

記事執筆:あるかでぃあ

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