ジェノアのエンリコ・プレツィオジ会長は、ドバイでバカンスを過ごしているが、補強の動きが止まるということはない。ジェノアが特に狙っているのは、以前から追っているインテルFWダビド・スアソだ。争奪戦は激しくなっているが、ジェノアとインテルの関係は良好である。近いうちにまとまることもあるかもしれない。

スアソが加わるとなれば、セルジョ・フロッカリのジェノアでの冒険は終わることになるだろう。同選手にはフィオレンティーナとアタランタが関心を示している(アタランタの場合はロベルト・アックアフレスカが予定より早くアタランタからジェノアへ戻るかもしれない)。

ただ、ジェノアの問題は前線だけではない。中盤のターゲットは、元シエナで現在ボルドーに所属するMFフェルナンド・メネガッツォ。同選手とはすでに合意しており、すぐにボルドーとの交渉に向かうだろう。

ただし、特に興味深いのがディフェンス陣の強化だ。フィオレンティーナのナターリやオーストリア・ウィーンのドラビッチ、ボローニャのブリートスらが候補だが、特にプレツィオージ会長が魅力を感じているのは、バルセロナDFラファエル・マルケス(30)である。メキシコ人ながらスペインのパスポートも持つ同選手は、ケガの心配こそあるものの、これ以上ない能力を持っている選手だ。