ラモス瑠偉の「ふざけないでマジメにやれ!!」 vol.20

担当M（以下M）：中山雅史選手の移籍先がいろいろ浮上しています。

ラモス（以下R）：なかなかいないタイプの選手ですよ。ぜひ来年もプレーさせてあげたいね。噂になっている横浜FCに入団するんだったら、僕が監督にぴったりですよ。カズとゴンのコンビ、これってみんな見たいんじゃないかな。そういう夢のある構想をちゃんと持ってます。

M：もしラモスさんが横浜FCの監督になったら、どんな起用をするんですか。

R：もちろんスタートからカズとゴンの2トップですよ。ただしホームゲームだけね。だって2人ともベテランだからちゃんと体を回復させる必要がある。だからアウェイゲームは若手2人をFWとして使いますよ。

M：それって機能しますか？

R：若手選手がカズとゴンから学ばなきゃいけないことって、まだまだ多いはずですよ。どこをどう盗まなきゃいけないかっていう詳しい話は企業秘密。だけど若手選手にそのポイントををちゃんと説明すれば納得できると思いますよ。どれくらいその2トップを目の前で見られるのが貴重なのか、きっとみんなも分かるし、カズとゴンは体を張ってそれを実践できる。

若手は素晴らしい2トップを見た翌週に、ちゃんとアウェイのピッチで試すことができるんだから、成長も早いはずですよ。あとは東京VからDFを1人、沖縄にいるMFを1人、ボランチにパスがうまいブラジル人を1人連れてくればいい。三浦淳宏のケガをちゃんと治してもう1人のボランチにすればいいし、サイドの選手はちゃんとそろっていると思いますからね。

M：それで昇格が狙えますかね。

R：ハマったら行けるでしょうけど、昇格のためにはすごい幸運が必要だと思いますね。だって今季大幅に順位を下げた横浜FCが一気に上を目指すというのは難しいから。来年のJ2では、今J1を争っている甲府か湘南でJ2に残ったほうと、今年J2に降格する3チームが昇格の本命ですよ。その次のグループが今年の成長ぶりから期待できる福岡と水戸、それに岸野監督がいなくなったのが不安だけど鳥栖。横浜FCを何とかその第2グループに入れるように成長させるというのが現実的だと思いますね。8位にまで上げればその次の年にさらに次のステップも考えられますからね。

M：ラモス監督のマニフェストをまとめると、“ホームではカズ・ゴンをスタメン2トップ”“補強は3人”“8位以内”ですね。

R：自信がありますよ。ぜひ声をかけていただきたいですね。

M：あの〜、この前は浦和の監督をやりたいというお話だったのですが……。

R：浦和が闘莉王選手を放出しないで、今いる外国籍選手をみんな残してくれたらとても魅力がありますね。だけど他のクラブにも行きますよ。

M：まだ監督が決まっていないクラブはいくつかありますが。

R：ぜひいろんなクラブの目標を聞いてみたいですね。すごく興味があります。話を待ってますからね〜。