24日のセリエA第9節で、カターニアとの一戦を迎えるインテル。MFハビエル・サネッティはこの試合に出場すると、リーグ戦とチャンピオンズリーグ(CL)で連続139試合出場という記録を達成する。彼は2006年10月28日、インテルがミランを4−3で下した一戦から、ずっと立ち止まらずに戦っているのだ。そしてカターニア戦に出場すると、セリエAで476試合出場という、クラブの伝説ジャチント・ファケッティ故会長の記録に追いつくことになる(「レジェンドに追いつくのは名誉なことだ。僕にとっては大事なことだよ」)。

−キャプテン、あなたは普通ではないですよね。
「どうしてだい?」

−あなたの仕事に対する姿勢については、まるで仕事の虫であるかのように色々と言われています。
「ああ、たぶんすべて本当のことだよ」

−たとえば、結婚式の日も練習をやめなかったというのは本当ですか?
「そうなんだ(笑) リーグ戦のバカンス中で、アルゼンチンにいたんだけど、いつものようにトレーニングしていたな」

−ですが、奥様はその練習表を捨てようとはしなかったんですか?
「いやいや、彼女に対して不誠実な振る舞いをしたことはないからね。彼女は今もずっと僕を同じように見ている。すべてを含めて、僕を選んでくれたんだ」

−そのようになったのは誰のせい…もしくは誰のお陰なのでしょうか?
「子供のころから、僕の両親は僕がやることすべてに対し、全力を尽くすように教えてきた。合言葉は『責任』だよ」

−36歳になっても、あなたはまだ若者ようです。3年前からずっと試合に出続けています。何か秘訣は?
「まずは強さが必要だ。フィジカルの問題や、熱があるだけでもいけない。それにもちろん、すべてはトレーニングによるものだ。僕は常に決勝戦やダービーマッチの前と同じように練習している。一週間を通じて、プロとしての強さをつくり上げるものなんだ」

−そのことを、マリオ・バロテッリにも説明しているのですか?
「マリオは人の話を聞くヤツだよ。彼は若いし、とてつもないポテンシャルを持っている。間違ったっていいんだ。ただ、その素晴らしい強さを生かさなければいけない。インテルのようなクラブで成長し、間違いをして、学ぶことができるなんて、多くの選手ができることじゃない。優れた人物たちに囲まれ、誰も彼への助言を断ったりしない。監督も含めてね。ジョゼ・モウリーニョ監督こそ、最初に彼を励ます人だからだ。彼がバロテッリに可能性を与えなかったなんて言うことはできないはずだよ」

−現役引退についてはすでに計画しているのですか?
「いや、楽しめているかぎりは前進する。というより、チームを助ける力があるかぎり、かな」