かつてセリエAを沸かせたファンタジスタが、イタリアのコリエッレ・デッロ・スポルト紙に、今シーズンのスクデットの行方を占った。

 ルイス・フィーゴらとともに、ポルトガル・サッカーの黄金世代を率いたマヌエル・ルイ・コスタ氏(37)。セリエAで12シーズンにわたりプレーしたのち、古巣のベンフィカに戻り2008年5月に現役を引退、現在は同クラブでテクニカル・ディレクターを務める。

 多くがインテルの5連覇を有力視する中、ルイ・コスタ氏の予想はレオナルド新監督を迎えたACミラン。2001年から5シーズン在籍したクラブで思い入れがあるのは間違いない。レオナルドととは1シーズンをともに過ごした仲だ。

 さらに大胆なのは、2位にフィオレンティーナを挙げたこと。これもACミランに先立つ7シーズンを過ごしたルイ・コスタ氏にとってより愛着の深い古巣だ。

 フィオレンティーナは、18日にチャンピオンズリーグのプレーオフでポルトガルのスポルティング(クリスティアーノ・ロナウドの出身クラブ)と対戦する。同氏は母国の強豪について「興味深い若手が多く、強いチーム。4シーズンの間にメンバーをかためて一体感がある。リエジソンが要注意の選手だ」と古巣にアドバイス。ちなみにルイ・コスタ氏には、近い将来フィオレンティーナのフロント入りもあり得ると囁かれている。