今年は史上初の快挙となる9年連続200安打に挑む、まさにビッグシーズンとなったシアトルマリナーズのイチロー。現地時間14日に行われたMLBオールスター戦では、始球式を務めたバラク・オバマ米大統領と対面を果たし、初回からヒットを放つ活躍をみせると、公式戦では20日現在も3割6分以上の打率をキープするなど好調を維持している。

そんなイチローに対し、MLB公式サイト『MLB.com』は、“9年連続200安打”達成を前提としながらも、イチローのアメリカ野球殿堂入りを確実と伝えた。現地時間21日に更新されたMLB公式サイトのコラムでは、「Ichiro keeps hits coming, year after year(イチローは年々ヒットを打ち続けている)」というタイトルで、「(アメリカ野球殿堂がある)クーパーズタウンに飾られているイチローのバット、ボール、キャップ、ユニフォームは、本人が来るのを待っています」とイチロー殿堂入りに期待を掛けながらも、最後には「イチローは、殿堂入り最初の日本人プレーヤーになるよう運命付けられている」と太鼓判を押した。

前人未踏の大記録はもちろん、MLB通算2000本安打の達成も迫っているイチロー。数々の記録を塗り替えながら、いよいよ今年は日米ともに認める最高選手の座を射止めようとしている。