北京五輪出場を熱望していたブレーメンのブラジル代表MFジエゴ(23)は22日、クラブの反対を押し切り、北京五輪に強行出場する意思を表明した。

 22日朝、チームの公式写真撮影に参加したジエゴだったが、その後の練習はキャンセル。ブレーメンのスポーツディレクターを務めるクラウス・アロフスと話し合い、チームからの離脱を決断した。

 ジエゴは「アポイントがあるので、今からパリへ向かう。どうしてもそこへ行きたいんだ」と言い残し、チームを後にした。

 ブレーメンはFIFAに対し、ジエゴの五輪出場停止を訴える準備をすすめているが、FIFA側は23歳以下の選手の所属クラブは、代表招集に応じる義務があるとの見解を示している。