ゴルフ界の2008年問題といえる「高反発クラブの禁止」が1月1日より施行された。そして、このルールの解釈が一般ゴルファーを悩ませている。

 これはゴルフに関するルールなどの決定機関であるR&Aが決めたもので、その内容は、「反発係数が0.83以上あるクラブの使用禁止」というものだ。

 要するに“飛びすぎ”とされるクラブは世界中で使うことができなくなるのである。

 そもそもこのルール改定は、多くのゴルファーが使用している「飛ぶクラブ」が全盛となり、ゴルフ場におけるコース設計上の意味合いが薄れてしまったことが原因とされている。

 アマチュアでも300ヤード近く飛ばす人が続出し、コース途中に意図をもってつくられたバンカーなどの障害物の多くがその意味を失ってしまったのだ。結局ゴルフ場を改装するよりもクラブを規制したほうが早い、と判断したわけだ。

 しかし今使用しているクラブは、プライベートでラウンドする際も使用できなくなるのだろうか? JGA(財団法人日本ゴルフ協会)はこう答えている。

「競技であるかプライベートであるかは関係ありません。スプリング効果の基準値を超える高反発クラブは2008年1月1日以降ゴルフ規則に不適合となるのでゴルフゲームをするのであれば使用することはできません。また、高反発クラブの使用を認める競技の条件やローカルルールの制定も認められません」

 どうやら練習場では構わないが、コースではとにかくダメということらしい。

しかし都内にある某量販店で聞いてみたところ、「プライベートでのラウンドで使用することは問題ない」としている。情報が徹底されていないので、しばらくはゴルファーの混乱は続きそうだ。

 一方、このルール改定については違った見方もある。

 某ゴルフ関係者はこう話す。

 「規格やルールの変更によってビジネスチャンスを創出しているんですよ。以前は芝を傷めるという理由で禁止されていたソフトシューズが適合となった際も買い替え需要がありました。

 今回の改定も飛びすぎが問題ならシャフトにも規制をかけるはずですからね。メーカーやショップは買い替え特需を喜んでいますよ」

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