【知っ得!虎の巻】これでファイル転送の達人!データ圧縮の賢い活用
■知っ得 No.0017 ZIP圧縮したファイルにパスワードをかけて機密性を高める
メールで仕事のファイルを送ったり、機密文書を保存したりする場合、ZIP圧縮したファイルにパスワードをかけることができる。パスワードをかけてあるZIPファイルは、展開時にパスワードが要求され、設定されているパスワードを入力しないと展開も書庫閲覧もできない。大事な情報が入っているファイルは、パスワードかけて管理しておけば、より安全な取り扱いができる。ZIP圧縮したファイル上で右クリックし、[開く(O)]を選択する(画面1)。
画面1 ZIP圧縮したファイル上で右クリックし、[開く(O)]を選択する。 |
メニューバーから、[ファイル(F)]→[パスワードの追加(W)]を選択する(画面2)。[パスワード(P)]に設定したいパスワードを入力し、[パスワードの確認入力(C)]に再度設定したパスワードの文字を入力する。[OK]をクリックすると設定が完了(画面3)。
画面2 メニューバーから、[ファイル(F)]→[パスワードの追加(W)]を選択する。 | 画面3[パスワード(P)]に設定したいパスワードを入力し、[パスワードの確認入力(C)]に再度設定したパスワードの文字を入力する。[OK]をクリックすると設定が完了。 |
●展開時にパスワードを入力
パスワードのかかっているZIP圧縮ファイルは、展開時にパスワードの入力が要求される。設定したパスワード以外の文字を入力しても、展開は実行されない。
展開時に、[パスワードの入力]ダイアログが表示される。正しいパスワードを入力して[OK]をクリックするとファイルが展開される(画面4)。
画面4 展開時に、[パスワードの入力]ダイアログが表示される。正しいパスワードを入力して[OK]をクリックするとファイルが展開される。 |
ZIP圧縮にパスワードをかけることで機密性は高まるが、Windowsの標準機能でかけるZIP圧縮のパスワードは、実はフリーウェアのソフトなどで簡単にパスワードが解読できてしまう。外部に漏れてはいけない重要機密のファイルなどにはあまりお勧めできないので、あくまでも簡易的なものと考えたほうがよいだろう。
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編集部:篠崎 哲(ジャムハウス)
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