今シーズン、インテルの優勝に大きく貢献したアルゼンチン代表のエルナン・クレスポだが、インテルとの再契約は難しい状況で、退団が濃厚となっている。クレスポは今シーズン、プレミアリーグのチェルシーから期限付きで移籍していたが、両クラブ間の契約によると、今シーズン終了後で期限付き移籍満了となるか、完全移籍をするか選択するという内容だった。ただし完全移籍の場合は、約30億円という高額な移籍金が必要となる。このためインテルのモラッティ会長はクレスポをあきらめ、代役としてカリアリのダビド・スアソの獲得を検討しているようだ。クレスポは今年の7月で32歳になるが、一方のスアソは27歳。もちろん、スアソ獲得にも高額な移籍金が必要とされるが、年齢を考えればスアソの方が有効な投資であろうことは、イタリア国内での一致した意見。どうやらクレスポはチェルシーに復帰するか、さもなくばまた別のクラブに売りに出されることになりそうだ。