所&レミーガの黄金タッグは実現するのか?(写真はZST.7)
11月23日(祝・木)、ディファ有明で開催されたZST4周年記念大会『ZST.11』。

小谷直之、所英男のZST2大エースに加え、矢野卓見、勝村周一朗、エリカス・ペトライティスに、GT-F2覇者バレット・ヨシダ、柔術世界王者のフーベンス・シャーレスといった記念大会に相応しいZSTオールスターズが参戦した本大会。会場のディファ有明には超満員の観客を動員し、本戦前のジェネシスバウトを併せ全16試合が行われた。

試合はどれも熱戦の連続となったが、ZSTが信条とする一本決着はジェネシスバウトで2試合、本戦では1試合のみ。メインイベントではエースの復権を目指す小谷直之が、今ZSTで最も危険なファイター、エリカス・ペトライティスとVTルールで対戦。小谷は序盤からダウンを奪われる苦しい展開となり、最後までペースを掴むことなく試合は引き分け。4周年記念大会を勝利で締めることはできなかった。

また、第6試合では所英男がバレット・ヨシダとタッグを結成。ZST次世代のエース候補稲津航と“ハイブリッドこんにゃくレスラー”の異名を持つ佐東伸哉と対戦した。両チーム共に素早いタッチワークで幾度も窮地を凌ぐスリリングな攻防が続くも、最後は時間切れ引き分け。試合後の所は「改めて試合は難しい」と反省することしきりだった。

全試合終了後、ZST上原広報は「過去にもこういう大会はありましたが、まさか全試合がこうなるとは思っていませんでした。(出場選手含め)理想の大会だったんですけど。僕らも来年に向けて新しい選手を作っていきたいし、(来年の同日)5周年大会も決定しましたので、また応援して頂けたらと思います」と反省点を述べるも「来年は所がZSTに出れないっていうケースも想定しながら、SWAT!(ZSTの別イベント)から上がってくる選手らを中心にやっていきたい」と新たな構想を語った。

来年2月12日には『ZST.12』が決定し、同じく来年11月23日にはZST5周年大会を行うという。ポスト所、小谷となる新スターは誕生するのか?65kg級最高のファイターを決めるZST-GPの実現も含め、まだまだ目の離せない展開が続きそうだ。

ジェネシスバウト全試合結果へ
ZSTインフォメーション


ZST.11』
メインイベント ウェルター級シングルマッチ/VTルール5分2R
△小谷直之
(ロデオスタイル)
2R終了
引き分け
詳細はコチラ
エリカス・ペトライティス△
(リトアニア)
セミファイナル ライト級グラップリングマッチ/GT-Fルール5分2R
△矢野卓見
(骨法烏合会矢野卓見道場)
2R終了
引き分け
詳細はコチラ
フーベンス・シャーレス△
(ブラジル/アリアンシ柔術)
第6試合 ライト級タッグマッチ/10分1本勝負
△所英男(リバーサルジム)
バレット・ヨシダ(SDアンディスピューテッドジム)
10分時間切れ
引き分け
詳細はコチラ
稲津航(U-FILE CAMP登戸)△
佐東伸哉(P'sLAB東京)
第5試合 フェザー級シングルマッチ/5分2R
△勝村周一朗
(勝村道場)
2R終了
引き分け
詳細はコチラ
今泉堅太郎△
(SKアブソリュート)
第4試合 ウェルター級シングルマッチ/5分2R
△伊藤博之
(チーム・アライアンス)
2R終了
引き分け
詳細はコチラ
奥出雅之△
(ゴールドジムサウス東京)
第3試合 ライトヘビー級シングルマッチ/5分2R
△鈴木信達
(武心塾)
2R終了
引き分け
詳細はコチラ
ぺトラス・モリカビュチス△
(リトアニア)
第2試合 ライトヘビー級シングルマッチ/3分2R
○長井憲治
(U-FILE CAMP赤羽)
2R48秒
ドクターストップ
詳細はコチラ
小柳津弘×
(原宿道場)
第1試合 フェザー級シングルマッチ/3分2R
△伊藤健一
(A-SQUARE)
2R終了
引き分け
詳細はコチラ
吾妻エメルソン△
(秋本道場ジャングルジャンクション)