世界ランク7位の大坂なおみ【写真:Getty Images】

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海外メディアも大坂の凱旋試合に注目

 テニスの4大大会、全米オープンを制した世界ランク7位・大坂なおみ(日清食品)は「東レ パンパシフィックオープン」(17日開幕)に出場する。大坂は2回戦からの登場で、14年全豪準優勝で同29位のドミニク・チブルコバ(スロバキア)と予選勝者の日比野菜緒(ルルルン)の勝者と対戦する。海外メディアは同大会のプレビューを実施。凱旋初戦の大坂に注目している。

 海外メディアも、大坂の凱旋試合に熱視線を送っている。「ナオミ・オオサカがグランドスラム王者として初めて挑むトウキョウの東レ・パンパシフィック・オープン」と題してプレビューを実施しているのは、海外テニス情報メディア「ライブテニス」だった。

「全米オープンの覇者、ナオミ・オオサカが全米以来初めて挑むトーナメント。彼女は9月17日から23日まで行われる東京の東レ・パンパシフィック・オープン、スターが揃うこのフィールドでプレーする」

 豪華メンバーがそろう今大会。記事ではまず3度の優勝を誇る世界ランク2位のキャロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)の名前をあげている。続く存在として、同4位キャロライン・ガルシア(フランス)、同8位カロリナ・プリスコバ(チェコ)と共に、「オオサカとスローン・スティーブンスがグランドスラムの覇者」と紹介している。

豪華メンバーが勢ぞろい、大坂は4強止まりで決勝カードに予想したのは?

 全米覇者で勢いは一番とは言え、強敵ぞろいだ。「ホームの利があるオオサカは勢いを持続して、この人気のあるタイトルを国民に届けることができるか?」と注目している。

「第2のポッド(トーナメントの山)にいるメンバーで準々決勝に行く可能性があるのはナオミ・オオサカとバルボラ・ストリコバの2人。1人(オオサカ)は全米オープン決勝で、批判を浴びたセリーナ・ウィリアムズに素晴らしい姿勢で勝利を収めた。グランドスラム覇者になった日本のスーパースターはどのような戦いを見せるか。東京で華々しい姿を披露するにはこれ以上ない舞台だ」

 こう記事ではスポットライトを浴びせた上で、大坂の準決勝進出を予想。さらにはセミファイナルでは世界ランク61位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)との対戦となるだろうとしている。

 そして同メディアは決勝のカードをプリスコバvsアザレンカと予想。大坂は4強止まりと大胆予想を展開していた。あくまでプレビューだが、海外メディアの見通しを覆し、東京でもナオミ旋風を吹かせて欲しいところだ。(THE ANSWER編集部)