安藤美姫

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2月28日放送、毎日放送「戦え!スポーツ内閣」では、フィギュアスケート元五輪代表の安藤美姫が出演。平昌五輪で話題となったツイッターでの解説に言及した。

「的確」など賛辞も寄せられたツイッター解説だが、安藤自身は「解説をしようと思ったわけではない」とコメント。「解説というより、いちフィギュアスケートファンとして」の行為だったと明かした。

五輪は4年に一度の大舞台で、普段はその競技に関心がない人も多くが注目する。それだけに、安藤は「ルールとか分からなくても、フィギュアの魅力をもっともっとたくさんの方に分かってほしい、伝えたいという思い」から、ソチのときもツイッターでコメントしていたという。

「第1グループから見てほしい」との思いから、各選手の滑りを140字以内でコメントした安藤は、番組でも男子でワンツーフィニッシュを飾った羽生結弦と宇野昌磨に言及した。

「総合力」を評価した羽生については、冒頭に曲に合わせて息を吸ったことを指摘。「吐くより吸ったほうが、音が大きかったみたいです」と明かし、MCのブラックマヨネーズ・小杉竜一から「すごい情報つかんでいますね」と驚かれると、安藤は「ありがとうございます」と笑顔ではにかんだ。

また、宇野が「五輪は特別じゃない」といった発言をしていたことも、安藤は「一つひとつ、どんな大会も大切にする、自分の気持ちをコントロールできる」ことを表していると指摘。五輪を特別視した羽生とあわせ、対照的な2選手がトップ2でいることが「奇跡」と表現した。

一方、女子ではロシア勢が金銀を手にし、日本の宮原知子は4位、坂本花織は6位だった。「追いつくには?」との視聴者の質問に、安藤はソチ五輪を開催したロシアのフィギュアスケート全般が「本当にレベルアップした」と指摘。「ジュニアもシニアもすべてで強い」と壁は高いと述べた。

そのうえで、安藤は「宮原選手みたいに表現で勝負できる選手、坂本選手みたいにジャンプで勝ちにいける選手、こういった選手がいることは本当に素晴らしい」と強調。切磋琢磨する中で、本郷理華、本田真凛、樋口新葉など「いろんな選手がいるので、勝つ可能性はあります」と、後輩たちの今後に期待を寄せた。