日本平ロープウェイのゴンドラは、殿や姫が乗る駕籠(かご)をイメージ

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人気急上昇中のボーカルユニットUNIONEの、通称“シズオネ”と呼ばれる静岡県出身のISSY、YUUKI、YUTAが、静岡市と浜松市にある2つのロープウェイを乗り比べ!ゴンドラから見える景色や、周辺スポットなど…、それぞれの魅力や見どころを、3人の撮りおろし写真と共に紹介しよう。

【写真を見る】 UNIONEの静岡県出身メンバーが静岡2大ロープウェイをはしご!左からYUUKI、YUTA、ISSY

■ 静岡市の日本平ロープウェイへGO!

まず3人が訪れたのは、標高307mの日本平山頂と徳川家康公ゆかりの久能山東照宮を結ぶ「日本平ロープウェイ」(静岡市清水区)だ。日本平は国指定名勝に選ばれており、天候がよければ山頂から富士山や伊豆箱根の山々が望める。

■ 出発地は恋人の聖地!?

乗車前に、乗り場付近にある展望台で記念撮影!ここは伊豆半島から御前崎までを一望できる美しい眺めで、恋人の聖地としても人気のスポットなのだとか。

展望台のフェンスには、愛を誓う南京錠を取りつけることができる。南京錠の「愛むすび/愛鍵」(1000円)は、乗車券販売所にある売店で購入可能だ。

■ 絶景ゴンドラ内で、ある事実が発覚!

殿や姫が乗る駕籠(かご)をイメージしたレトロなデザインのゴンドラに乗り込む一行。ゴンドラ内では、話じょうずなガイドさんの話に真剣に耳を傾けながら、この場所の厳かな歴史に思いをはせる…。しかし、ここで「実は高いところが苦手で…」と告白するISSY。この先、大丈夫か!?

ロープウェイの全長は1065m。日本平の山頂から、駿河湾へ向かって山あいを約5分かけて進んでいく。ゴンドラの窓からは、駿河湾や四季折々の山々の景色が楽しめる。「ゴンドラから山と海の景色が一度に見られて贅沢な気分!」(YUTA)。

■ 徳川家康公の魂を祀る久能山東照宮

「久能山東照宮」(拝観料500円)に到着!ここは徳川家康公の魂を祀る最初の神社として建てられた場所で、かつては大名などの選ばれた人だけが参拝を許されたのだとか。

「久能山東照宮」は徳川家康公の遺言を受け、2代将軍秀忠公の命により建立された。当時最高の建築技術と芸術を結集した権現造りの社殿は、江戸初期の代表的建造物として10年に国宝に指定。本殿の裏手には、家康公の神廟がある。

■ 音楽芸能の神様に「お願いします!」

境内にはパワースポットが点在している。3人が歩いていると、“音楽芸能・財運の神々”と書かれた看板を発見!ここは財運の神様である稲荷神社と、音楽芸能の神様である厳島神社が合祀されている久能稲荷神社だ。

ミュージシャンである3人はもちろん熱心に参拝。「歴史を知ることができて勉強になった!お参りもしたし、これから僕たちバッチリだね」(YUUKI)。

■ 続いて、浜松市のかんざんじロープウェイへ!

次に3人が向かったのは、浜松市西区にある「かんざんじロープウェイ」。ここは浜名湖畔の遊園地「浜名湖パルパル」と大草山展望台を結ぶ、日本で唯一湖上を渡るロープウェイだ。

ロープウェイ乗り場は、「浜名湖パルパル」付近にあるピンク色の建物。現在、大河ドラマで話題になった井伊直虎モチーフのラッピングゴンドラが運行中だ。デザインは、浜松市のマスコットキャラクター「出世法師直虎ちゃん」、「出世大名家康くん」の2種類がある。

■ 湖の上をゴンドラが進み、一同感激!

さっそくゴンドラに乗り込み、大草山展望台を目指して出発!「浜名湖パルパル」の上空を通り抜け、雄大な浜名湖の上をぐんぐんと進んでいく。ロープウェイの全長は723mで、乗車時間は約4分間だ。ゴンドラで湖上を渡るという、ここだけでしかできない体験に、思わず「すごい!」と驚きの声をあげる3人。

ゴンドラからは、浜名湖と共に湖面を走るボートや遊覧船、周りの山々などが眺められる。上空から、浜名湖畔の山の中腹に位置する舘山寺の大観音も探してみよう。その美しい風景を目の前にして「景色を眺めるのに夢中で、怖さを忘れた!(笑)」(ISSY)とのことで、撮影スタッフも一安心…。

■ 浜名湖を一望する爽快な眺めにテンションMAX

到着した大草山は標高113m。大草山展望台からは360度の大パノラマが望め、眼下には浜名湖やかんざんじ温泉街、遠くには遠州灘が広がる。天候がよければ富士山が見られることも!

展望台にはオルゴールの原点であるカリヨンがあり、毎時0分に季節に合わせた音楽を奏でる。ロマンチックな雰囲気で、晴れた日は夕日も美しい。恋人の聖地にも認定されており、浜松でも人気のデートスポットなんだとか。「次は、夕日が沈む時間帯に来てみたいな〜」(YUTA)。

■ オルゴールミュージアムを満喫!

次に、展望台と同じ建物にある「浜名湖オルゴールミュージアム」(入館料大人820円)へ。ここには、さまざまな種類のオルゴールや自動演奏オルガン、エジソンの蓄音機など約70点のコレクションが展示されている。音楽の街として知られる浜松市ならではの施設だ。

2階ホールでは、解説員による自動演奏機の定時実演コンサートが行われている。音楽を愛する3人は興味津々!しばし撮影を忘れ、ホールに響き渡る自動演奏オルガンの音色にうっとり。

展示フロアには、ユニークなトリックアートを楽しむフォトコーナーも。そこには、ノリノリで撮影にのぞむ3人の姿が…。

■ “推し”ロープウェイはどちらか聞いてみた!

2つのロープウェイを乗り終えた3人に感想を聞くと、ISSYはかんざんじロープウェイ、YUUKIとYUTAは日本平ロープウェイが“推し”という回答。「かんざんじロープウェイは、いつかデートで来たい!」(ISSY)、「日本平ロープウェイは海と山が見られてきれいだった!」(YUTA)、「久能山東照宮は海外から来る人にも紹介したいよね」(YUUKI)。

3人の結論は「かんざんじロープウェイはロマンチックなデートに、日本平ロープウェイは観光気分を味わいたい時にオススメ!」とのこと。どちらも異なる魅力がたっぷりの静岡2大ロープウェイ。次のデートや旅行の行き先を決めるときには、3人の意見をぜひ参考にしてみて!(東海ウォーカー)