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(台北 15日 中央社)チャイナエアライン(中華航空)は15日、機内で飲酒するなどして騒ぎ、同機を空港に引き返す事態を起こした日本人乗客3人を搭乗拒否の対象となる「ブラックリスト」に記載したと明らかにした。3人への損害賠償請求も決めた。金額については計算中だという。

航空警察局によれば、3人は9日、桃園発バンコク行きCI835便の機内に酒を持ち込み飲酒し、タバコに火をつけようとした。乗務員に注意を受けても聞かなかったという。3人は福岡から桃園空港に到着しており、その時からすでに酒を飲んでいたとみられている。騒ぎを受け、安全上の判断から機長は桃園空港に引き返すことを決めた。同便には約4時間の遅れが生じ、乗客260人に影響した。

謝世謙総経理(社長)は、3人の行為は飛行の安全に影響を与え、その他の乗客の予定を狂わせただけでなく、同社に対しても損失をもたらしたと説明。必ず法的措置を取り、損害賠償を求めると述べた。賠償額は主に、空港への引き返しにかかった燃油代や運航ダイヤの調整コストを基に計算されるという。

(汪淑芬/編集:名切千絵)