探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情をご紹介。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細を、美人探偵・山村佳子がその事件簿から解説します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントはどこなのかも紹介。

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今回の相談者は、梅田舞子さん(仮名・37歳)。彼女は絵にかいたような古風な女性。夫の後を3歩下がってついていく……というようなタイプです。ほっそりしたボディー、たっぷりした黒髪のロングヘア、調査当日はブルーのタートルネックのニットワンピに、ベージュのストッキングを合わせていました。肌見せをほとんどしていないのに、匂い立つような色気があります。

舞子さんは3年前にも私たちの事務所に、旦那様の浮気について相談をいただいたことがあります。

「3年前の浮気疑惑は、夫が夜中に出かけたこと。毎週土曜日に、私が眠る22時以降にこっそり家を出て、私が起きる朝9時に間に合うように帰宅していました。出る時と入る時、鍵を細心の注意で音を立てずに開けて、リビングのソファでうたた寝しているふりをしているんですよ。しらじらしくビールなんか置いちゃって」

その時、舞子さんは怪しく思いETCの履歴を確認。すると、自宅がある品川区に近い芝浦インターから乗って、みなとみらいで下車していたそう。

「明らかに特定の女の人の家に行っていると思って、夫を問い詰めたところ、“お前はバカか?被害妄想だ”と言われました。あの時は悔しかったですね。それどころか、私がいかに家事をサボっているかを事細かに言われました。それどころか、子供が生まれないことまでネチネチ言われて。浮気を認めないどころか、私の行動について細かく言われて、専業主婦をバカにする発言もされて、一時期パニックからの過呼吸になりました」

結婚してから7年間、うつ病に悩まされている彼女に夫の実家は……

「大学出てから8年間働いて、本当に働くのが無理で、専業主婦にさせてくれることを条件に結婚したのに、契約不履行は夫のほうですよ。私は生理になると立ち上がれないくらい重いし、体力もないから子供はムリだと言ったのに、結婚3年目くらいから無理やり不妊治療に通わされるし……」

何よりも許せないのは、夫の実家の発言。

「3年前の浮気疑惑の時に、夫の両親と義理の兄夫婦と子供2人の総勢6名がウチのタワマンにアポなしで来たんですよ。それで、義理の兄が“ねえ、壮ちゃん(舞子さんの夫)が浮気するなんておかしいと思うよ。妻が夫の浮気を疑うって終わってると思う”と言うんですよ。さらに義母は“浮気相手と一緒になってくれたら、私も壮ちゃんの孫が抱けるのかしら〜”と言ってくるんです。本当に悪いのは夫なのに、夫側の一族全員で私のことをバカにして、本当に悔しかったんですよ。子供を産まない専業主婦なんて我が家のお荷物、とか言ってくるし。私は疲れやすくて1日11時間くらい寝ないと生きていられないんですよ。その事もいまだにネチネチ言ってくるし……」

3年前に浮気が発覚した当時は、手持ちの現金が少なく探偵に依頼することができなかったそうです。

「夫は月15万円しか生活費をくれないので、調査を依頼できなかったのですが、次に夫が浮気するときのために、株の投資で資産を増やしていたんです。ちょうど100万円あるので、また調査をお願いします。また同じパターンで、夜中にこっそり外に出ては、朝方に帰ってきます。土曜日の深夜に出かけて夫は何をしているのでしょうか。夫一家をギャフンと言わせるための材料を揃えてください」

クレジットカード、ETC、交通系ICカードの履歴から、浮気が見つかることもよくある。

※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。

調査途中で現れた、白髪のロングヘアの女性と高級ホテルの帰りに物陰で……〜その2〜へ続きます