東京地区でもmineoファンの集いを開催!コミュニティー盛り上げで格安SIM市場を攻める

ケイ・オプティコムは5日、NTTドコモやauから回線を借り入れて仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供している携帯電話サービス「mineo(マイネオ)」( http://mineo.jp )におけるユーザー向けイベント「mineoファンの集い」の第2回を都内にて開催した。

第1回はmineoスタッフによるプレゼンテーションや格安SIM市場ではライバルであるインターネットイニシアティブ(IIJ)からゲストを招いてのトークセッションが行われたが、ユーザーが参加する機会が少なかったことを考慮して今回は集まったユーザーが参加してより楽しめるmineoファンの集いに軌道修正をしている。

具体的にはmineoの歴史を個人戦・団体戦のクイズ形式とし、正解者にはmineoオリジナルのノベルティーグッズをプレゼントする企画や、コミュニティーWebサイト「マイネ王」のコンテンツの1つである「アイディアファーム」をmineoスタッフとともに考えるリアル「アイディアファーム」、さらにマイネ王スタッフと直接話せるリアル「Q&A」、そして自由参加の懇親会が行われた。

今回はそんな第2回 mineoファンの集いで語られたmineoのヒストリーを前・後編に分けて紹介していく。まずは前篇としてmineo誕生から2016年前半までの前編をお届けする。


プレゼンテーションに登壇した同社モバイル事業戦略グループ チームマネージャーの森隆規氏は、mineo誕生からのヒストリーを紹介した。



まずは近況について開始から3年2ヵ月で加入者は72万人を達成、半年遅れてスタートしたマイネ王も2年7ヵ月で会員数が23万人を超えたことを報告。

森氏は、mineoというブランド名にまつわる舞台裏を明かす。まずブランド名を考えたのは「XYXYZ(ジザイズ)」という会社で、「docomo」や「au」、「BIGLOBE」など著名なブランド名を開発した実績を持つ。

森氏はXYXYZから「”名は体を表す”ので、あなたたちがやりたい携帯電話サービスのコンセプトを固めなさい」と強く言われ、熟慮した上で「自分に合った機能を自由に選べる新しい携帯電話サービス」というコンセプトを作ったのだという。


そのコンセプトから「自分に合ったが”mine”に、新しい携帯電話サービスが”neo”に変換され、”mineo”という名前ができた。ちなみにmineoはラテン語で『突出する』や『そびえる』という意味もあるということで、MVNO業界の中で我々が突き抜けるような存在でありたいという思いも入れてこのブランド名に決定しました」と説明した。

2014年5月の業界初のau回線によるMVNOとなった「mineo記者発表」から翌6月のmineoのスタート時には特に広告など打たず、メディアが取り上げただけだった。ところが当初の見込んでいた数字の3倍を超える1万4000件の加入者を獲得し、好調なスタートダッシュとなったようだ。



しかし、いい話ばかりではなかった。9月にアップルがリリースを開始した「iOS 8」にアップデートするとデータ通信ができなくなってしまうという問題が発生。森氏は、この時はご迷惑をお掛けしましたと当時を振り返りお詫びした。

翌年の「iOS 9」のリリースのタイミングで問題なく使えるようになったのだが、mineoとしては「iOSの動作検証をどこよりも早くお知らせすることが我々の使命だろうということで、これ以降、iOSが更新されるたびに徹夜で一刻も早くみなさまにお伝えするということで取り組んでいます」と改善点について説明を行った。


さらに2015年9月にはそれまでのau回線に加えて他の多くのMVNOと同じNTTドコモ回線を使用した携帯電話サービスを開始してマルチキャリアとなり、さらにmineo史上最大のキャンペーンとして「6ヵ月・月額基本料無料」などをスタート。森氏は「ここから契約数が伸び、NTTドコモ回線の契約だけではなくau回線の加入者も増え、“ギア”が1段アップできたかなと思います」と振り返った。




加えて、2015年はマイネ王がスタートし、さらに特長のあるサービス「フリータンク」など、現在のmineoの基礎ができた1年だった。

2016年はブランドステートメント「Fun with Fans!」を掲げ、新たに「協創」をブランドのコアとしてユーザーも含めた全員で成長していくことをめざす。

ところが、新しい年を迎えて早々に問題が発生した。森氏は「一気にアクセルを踏もうとしたときにちょっとした事件が起こりまして、テレビCMをやろうと思って撮影も完了してたんですが、これはヤバいと言うことで自粛しました」とCMタレントのスキャンダルによってスタートダッシュができなくなったことを明かした。

しかし事態はそう簡単に収まらず「TV局の(CM)枠は抑えていたので、超特急で(新CMを)作ってリカバーしないとまずいということで、1月18日に自粛を決定して1月20日新しいタレントを決めて、30日に撮影して2週間後に放映というスピードでCMを無事完成させるという超特急となりました」と振り返る。


新たにCMのイメージキャラクターとなった葵わかなさんを起用した理由は「透明感と将来性が飛び抜けていた」と説明。その後、CMの効果もあり、mineoの初となる直営店「mineo大阪」はオープン開始前から100人以上が並ぶ大盛況となった。

この結果から森氏は「MVNOでも店舗を出した方が良いと判断し、この後すぐに渋谷に直営店を出すことが決まりました」と明かした。その他、プレゼンテーションでは、ここでは紹介しきれないたくさんのエピソードも語られ、今回参加できた方はかなり楽しめたのではないだろうか。後編の「第2回「mineoファンの集い」はユーザー参加型のイベントに!人気サービス「フリータンク」が枯渇危機など、mineoスタッフがこれまでの歴史を振り返る(後編)【レポート】」に続く。

なお、mineoでは8月31日までは紹介する人と紹介される人にそれぞれギフト券2,000円分がプレゼントされる「いきなり2倍 ! 紹介キャンペーン」を実施しています。身近に紹介してくれる人はいないけど、紹介キャンペーンを利用したいという場合には以下の紹介URLをご利用下さい。

紹介コード
http://mineo.jp/syokai/?jrp=syokai&kyb=F0U2C7X4J0

またmineo申込時にAmazon.co.jpなどでエントリーパッケージを購入すると通常3,240円(税込)がかかる初期手数料が千円弱になり、紹介キャンペーンと合わせれば実質無料以下となるのでお得だと思いますので是非活用してみてください。

mineo エントリーパッケージ au/ドコモ対応SIMカード データ通信/音声通話 (ナノ/マイクロ/標準SIM/VoLTE) [エレクトロニクス]
ケイ・オプティコム
2015-03-27




記事執筆:mi2_303


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