マンUとリヴァプールが関心も…エヴァートンに加入のDF「ここは完璧なクラブ」

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 今夏にバーンリーからエヴァートンへ移籍したイングランド代表DFマイケル・キーンが、イギリスメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、今回の移籍の舞台裏について語っている。11日付で同メディアが報じた。

 マンチェスター・Uの下部組織出身で現在24歳のキーンに対しては、その古巣に加えてリヴァプールも今夏の獲得に乗り出していると噂されていた。しかし、同選手が新天地に選んだのはロナルド・クーマン監督の下で積極補強を推し進めるエヴァートンだった。移籍金は最高でクラブ記録となる3000万ポンド(約44億円)に上ると発表されており、2022年までの5年契約を締結した。

 キーンは同メディアからのインタビューで強豪2クラブからの関心が実際にあったことを認めながらも、「エヴァートンは僕が次のレベルに成長するために最適な場所だと思ったんだ。他の場所には行きたくないし、クラブのために集中している。ここには優秀なセンターバックがたくさんいるけど、体調を整えていいパフォーマンスができればチャンスはあるはずさ。確かに他のクラブからの関心もあったけど、僕はエヴァートンが完璧なクラブだと思っているよ」と話し、自身の成長のためにエヴァートンを選択したと語った。

 今年3月にイングランド代表デビューを飾るなど今夏の注目株だったキーンは、「6カ月間いろんな憶測があったから、正直気にはなったよ。でも、僕はバーンリーのために集中していたかったんだ。だから、それらの噂は心の片隅に置いて、僕以外の人たちに対処してもらうことにした。シーズンが終わって休暇に入ってからは、僕のエージェントと弟に移籍の話は任せていたんだ。そして、休暇が終わる数日前に、契約が成立したっていう電話をもらったよ」と語り、交渉に関してはエージェントと親族に託していたことを明かした。

 大型補強を進めるクラブに対するファンの期待が高まっていることを受け、「僕たちがその期待に応えられることを願っているよ」と語ったキーン。自身の選択が正しかったことを証明するためにも、新天地でチームの躍進に貢献し、更なる成長の足跡を刻んでいきたいところだ。