南仏アンティーブにあるテーマパーク「マリンランド」の夜のイルカショー(2016年12月7日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フランス政府は6日、飼育されているイルカとシャチの繁殖を禁止した。保護活動家たちは厳格な規制の下で、いずれイルカやシャチのショーがなくなることを期待している。

 新たな規制は、認可を受けた水族館にすでにいるシャチとバンドウイルカを除いて、すべての種類のクジラとイルカの捕獲も禁じている。

 仏動物愛護団体「ワンボイス(One Voice)」と反捕鯨団体「シー・シェパード(Sea Shepherd)」など5つの保護団体は共同声明で「平たく言えば、これは繁殖と交換と輸入プログラムの終わりを意味している」と指摘した。「補充の可能性がなければ、これはわが国における海洋サーカスの終わりが予定されたのと同じだ」として、新規制を歓迎した。

 しかし、南仏アンティーブ(Antibes)にある、この種のテーマパークとしては欧州最大の「マリンランド(Marineland)」の代表ジョン・カーショウ(Jon Kershaw)氏は新規制に反発。地元紙バール・マタン(Var Matin)に対し、新規制は自身が経営するような施設にとって「爆弾だ」と語った。

 新規制では、イルカなどが客や他の動物との距離を保てるように、水槽を少なくとも150%拡大することも求められる。水の塩素消毒や、それらの動物と一般の人たちが直接触れ合うことも禁止された。

 ウオーターパークや水族館には新規制の適用に6か月、水槽の拡大に3年間の猶予が与えられる。

 この種のテーマパークは近年、動物の生活環境について大きな批判を浴びていた。
【翻訳編集】AFPBB News